数年前の制限がある状況は終わり、2024年は当たり前の日常を過ごせた1年のように感じています。
小田急においてもポジティブな変化が出てきている印象で、今後が楽しみになることが増えた1年でした。
2024年の大晦日となる本日は、毎年おなじみの小田急の1年を振り返る記事にて、締めくくりたいと思います。
イベント列車が多く走り、盛り上がった2023年と比較すると、2024年はそういった面で落ち着いた1年だったようにも思います。
そんな小田急で話題を集めた車両といえば、前面から全面ラッピングにパワーアップしたもころん号です。
赤い1000形を除くと、小田急で全面ラッピングの車両が走るのは久し振りのことで、VSEロスを埋めてくれる存在ともなりました。
5000形については、2024年度から増備が再開され、5063Fと5064Fの2編成が小田急に入線済です。
5063Fは線路設備モニタリング装置を搭載しており、5064Fも追設できる構造となっています。
前年までと同様に3000形のリニューアルも進められ、3264F、3269F、3271Fが装いを新たに走り始めました。
現在は3272Fが入場中のようで、2024年度という意味では、最後の施工編成になるものとみられます。
3000形のリニューアルが進んだことで、ロイヤルブルーの帯をまとう編成はかなり少なくなりました。
5000形の増備が再開された裏では、8000形の廃車もスローペースながら進んでいます。
大きなトピックスとしては、8261Fが西武への譲渡に伴って輸送されたことで、到着後は訓練や改造が進められることとなりました。
話題を集めたのは、2029年の運行開始を目指し、新型ロマンスカーの設計に着手すると発表されたことでしょうか。
VSEの引退後、前面展望席を備えるロマンスカーは70000形(GSE)のみとなってしまいましたが、新型の登場が予告されたことで、その時期を待つ楽しみが増えたといえます。
一方で、置き換え対象は30000形(EXE)とされ、合計20両がリニューアルを行わずに廃車となることが確定しました。
60000形(MSE)も陳腐化が進んでいますが、今後5年ほどはロマンスカーに大きな変化はないのかもしれません。
その他にも、江ノ島線にTASCを導入するにあたり、8両編成が多く入線する機会があったことや、1000形の4両でワンマン運転に向けた改造も始まる等、車両面では話題が豊富な1年でした。
置き換えといった動きは小規模ながら、細かい変化が多い1年だったといえそうです。
タイミングの問題なのか、近年では変化する駅が多い印象であり、このような傾向はしばらく続きそうです。
駅構内の解体が本格化してきた新宿では、地上ホームに仮設の屋根が組まれ始めたのが目立ちます。
昔使用されていた壁が出てくるといった話題もあり、行く度にどこかが変わっているような状態です。
工事の進展に伴い、西口の通路は度々変更が行われ、利用者目線では不便を感じるシーンが少し増えたようにも思いました。
江ノ島線に移ると、藤沢駅で橋上駅舎化の工事が本格化しています。
既に橋上駅舎の鋼体が出現している状態で、あっという間に見慣れた風景は過去のものとなりそうです。
その他では、鶴川駅でも改良工事が進められているほか、登戸駅や向ヶ丘遊園駅の周辺においては、再開発による変化が激しい1年でした。
そんな中で気になるのは、2024年も動きがなかった新百合ヶ丘駅ですが、横浜市営地下鉄の延伸に関する続報がなく、今後が気になる状態が続いています。
ホームドアの設置ペースは加速し、相模大野、海老名、中央林間、大和の各駅が変化しました。
江ノ島線内の駅に設置されるのは初めてで、8両編成にも対応したものが整備される等、気になる部分が多い状況となっています。
2017年から社長を務めた星野晃司氏より、鈴木滋氏へと交代することになり、今後は方針等にも変化があるかもしれません。
もう一つの大きな動きとしては、箱根エリアのグループ会社が再編され、新たに小田急箱根が発足しました。
この再編により、法人名としての箱根登山鉄道は消滅し、地味ながら大きな変化であったといえます。
小規模な動きとしては、乗務員の制帽着用が省略される等、働く環境における変化の兆しがみられます。
鉄道業界は人手不足がますます深刻化することが予想され、待遇の改善等は急務となりそうです。
ご覧いただいている皆さまの応援が励みであり、いつも勝手なことばかりを言っている自覚はありますが、これからも小田急の過去、今、未来を追い続けたいと思います。
2024年はGoogleの変更に振り回された1年で、アクセス数は乱高下をしていました。
ここまで激しいのは記憶になく、頑張って書いた記事があまり読まれないといったこともありましたが、年末は回復傾向となっています。
必要以上に気にせず、時事ネタ等も交えながら、これからもマイペースに頑張っていきたいと思います。
そんな中でもご覧いただいていた皆さまに対して、この場を借りて深く御礼申し上げます。
2024年もOdapediaをご覧いただき、ありがとうございました。
来年もどうぞよろしくお願いいたします。
小田急においてもポジティブな変化が出てきている印象で、今後が楽しみになることが増えた1年でした。
2024年の大晦日となる本日は、毎年おなじみの小田急の1年を振り返る記事にて、締めくくりたいと思います。
豊富だった車両面の話題
2023年の終わりに50000形(VSE)が引退し、2024年はVSEロスで迎えた方が多かったのではないでしょうか。イベント列車が多く走り、盛り上がった2023年と比較すると、2024年はそういった面で落ち着いた1年だったようにも思います。
そんな小田急で話題を集めた車両といえば、前面から全面ラッピングにパワーアップしたもころん号です。
赤い1000形を除くと、小田急で全面ラッピングの車両が走るのは久し振りのことで、VSEロスを埋めてくれる存在ともなりました。
5000形については、2024年度から増備が再開され、5063Fと5064Fの2編成が小田急に入線済です。
5063Fは線路設備モニタリング装置を搭載しており、5064Fも追設できる構造となっています。
前年までと同様に3000形のリニューアルも進められ、3264F、3269F、3271Fが装いを新たに走り始めました。
現在は3272Fが入場中のようで、2024年度という意味では、最後の施工編成になるものとみられます。
3000形のリニューアルが進んだことで、ロイヤルブルーの帯をまとう編成はかなり少なくなりました。
5000形の増備が再開された裏では、8000形の廃車もスローペースながら進んでいます。
大きなトピックスとしては、8261Fが西武への譲渡に伴って輸送されたことで、到着後は訓練や改造が進められることとなりました。
話題を集めたのは、2029年の運行開始を目指し、新型ロマンスカーの設計に着手すると発表されたことでしょうか。
VSEの引退後、前面展望席を備えるロマンスカーは70000形(GSE)のみとなってしまいましたが、新型の登場が予告されたことで、その時期を待つ楽しみが増えたといえます。
一方で、置き換え対象は30000形(EXE)とされ、合計20両がリニューアルを行わずに廃車となることが確定しました。
60000形(MSE)も陳腐化が進んでいますが、今後5年ほどはロマンスカーに大きな変化はないのかもしれません。
その他にも、江ノ島線にTASCを導入するにあたり、8両編成が多く入線する機会があったことや、1000形の4両でワンマン運転に向けた改造も始まる等、車両面では話題が豊富な1年でした。
置き換えといった動きは小規模ながら、細かい変化が多い1年だったといえそうです。
改良工事とホームドアの設置で変わる駅
大規模改良工事とホームドアの設置に伴い、2024年は駅での変化も激しい1年となりました。タイミングの問題なのか、近年では変化する駅が多い印象であり、このような傾向はしばらく続きそうです。
駅構内の解体が本格化してきた新宿では、地上ホームに仮設の屋根が組まれ始めたのが目立ちます。
昔使用されていた壁が出てくるといった話題もあり、行く度にどこかが変わっているような状態です。
工事の進展に伴い、西口の通路は度々変更が行われ、利用者目線では不便を感じるシーンが少し増えたようにも思いました。
江ノ島線に移ると、藤沢駅で橋上駅舎化の工事が本格化しています。
既に橋上駅舎の鋼体が出現している状態で、あっという間に見慣れた風景は過去のものとなりそうです。
その他では、鶴川駅でも改良工事が進められているほか、登戸駅や向ヶ丘遊園駅の周辺においては、再開発による変化が激しい1年でした。
そんな中で気になるのは、2024年も動きがなかった新百合ヶ丘駅ですが、横浜市営地下鉄の延伸に関する続報がなく、今後が気になる状態が続いています。
ホームドアの設置ペースは加速し、相模大野、海老名、中央林間、大和の各駅が変化しました。
江ノ島線内の駅に設置されるのは初めてで、8両編成にも対応したものが整備される等、気になる部分が多い状況となっています。
小田急という会社自体にも変化が
2024年は小田急という会社自体にも動きがあり、社長が交代となりました。2017年から社長を務めた星野晃司氏より、鈴木滋氏へと交代することになり、今後は方針等にも変化があるかもしれません。
もう一つの大きな動きとしては、箱根エリアのグループ会社が再編され、新たに小田急箱根が発足しました。
この再編により、法人名としての箱根登山鉄道は消滅し、地味ながら大きな変化であったといえます。
小規模な動きとしては、乗務員の制帽着用が省略される等、働く環境における変化の兆しがみられます。
鉄道業界は人手不足がますます深刻化することが予想され、待遇の改善等は急務となりそうです。
運営面の振り返り
2018年1月にスタートしたOdapediaは、年明けに7周年を迎える予定です。ご覧いただいている皆さまの応援が励みであり、いつも勝手なことばかりを言っている自覚はありますが、これからも小田急の過去、今、未来を追い続けたいと思います。
2024年はGoogleの変更に振り回された1年で、アクセス数は乱高下をしていました。
ここまで激しいのは記憶になく、頑張って書いた記事があまり読まれないといったこともありましたが、年末は回復傾向となっています。
必要以上に気にせず、時事ネタ等も交えながら、これからもマイペースに頑張っていきたいと思います。
そんな中でもご覧いただいていた皆さまに対して、この場を借りて深く御礼申し上げます。
おわりに
私生活が以前より忙しくはなったものの、2024年もなんとか毎日更新を維持し、大晦日という日を迎えております。2024年もOdapediaをご覧いただき、ありがとうございました。
来年もどうぞよろしくお願いいたします。
コメント
コメント一覧 (12)
ワタシダ
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ワタシダ
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ワタシダ
がしました
やはり2024年は、8000形が西武へ売却され、まさか大手私鉄の鋼製車が大手私鉄へ転属するなんてのが大変化でしたね。
西武はアルミ車体かオールステンレスを希望していましたが、営団8000系やJR・りんかい車とかを除外して8000形も選ばれましたし。
ワタシダ
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去年から本格的にこのサイトを見始めまして、自称小田急ファンの僕にとってはとてもおもしろい記事ばかりでした。
これからもブログ運営頑張ってください!
今年はダイヤ改正が楽しみですね、今年の小田急は、どんな小田急になるんでしょうか…?
ワタシダ
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ワタシダ
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先日発表のダイヤ改正が3月に実施される2025年は小田急にとってまた激動の年になるのではと予感があります。
実際の細かいダイヤや車両運用はこれか明らかになっていくでしょう。
8000は6両が西武譲渡が決まっていて新年は数編成行くでしょうから、新年度も5000の増備に期待です。
どうかよいお年をお迎えください。
ワタシダ
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今年も、毎日楽しみに拝見していました。
個人的には、8000形が西武鉄道に譲渡されたことが、一番のニュースでしたね。
来年は、いよいよ西武鉄道で第二の人生をスタートする予定なので、運行開始したらぜひ乗りに行きたいですね。
来年も、よろしくお願いいたします。
管理者さんも、サイトを訪問される方も、良いお年を!
ワタシダ
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来年も楽しみにしております。
ワタシダ
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毎日の更新、本当にお疲れ様です。
今年も地元町田のことを取り上げて頂き
ありがとうございます。
町田駅の上り線~下り線の渡り線の記事は、個人的に一番印象深いものでした。
みなさんにとって2025年が素晴らしい一年になることを祈っております。
ワタシダ
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小田急を利用し始めてまだ日が浅いので、記事で初めて知ることも多くとても興味深かったです。
来年も楽しみにしています。
ワタシダ
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今年は車両面、設備面、経営・人事面において大きな変化のあった小田急でしたが、来年には大規模とまでは行かないものの久しぶりのダイヤ改正が控えており、また西武で8000形改め8000系の営業入りも年度内に控えとるのことでますます今後の進展に期待がかかりそうです。来年以降も5000形の増備や8000形の西武譲渡、3000形のリニューアル、新宿・藤沢両駅の改良工事や主要駅へのホームドア整備など引き続き変化が見られるものと思われますが、これからも沿線在住者としてこれらの変化を温かく見届けたいと思います。またそれと併せてこちらのブログも引き続き応援すると共にこれからも日々の投稿をとても楽しみにしております。
それでは良いお年をお迎え下さいませ。来年もどうぞ宜しくお願い致します。
ワタシダ
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