解体工事が本格化し、以前の雰囲気が一変しつつある小田急の新宿駅。
しかし、それは地上ホームを中心としたものとなっており、地下ホームにおいては今も以前の雰囲気を残している状態です。

各駅停車を利用しない方にとっては、あまりなじみがない地下ホームですが、現在はどのような状態なのでしょうか。

以前の雰囲気がそのまま残る地下ホーム

新宿駅の地下ホームといえば、ロマンスカーや優等列車が発着する地上ホームとは違い、普段は静かで地味な存在です。
臨時列車の入線で賑わう瞬間もありますが、華やかな地上ホームに比べると、地下らしい暗めの雰囲気が漂う空間といえます。

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解体工事の影響が強く出ている地上ホームとは異なり、地下ホームの変化は限定的な状態です。
小田原寄りの先端に近付くほどその傾向は顕著で、ホームドアが追加された以外はほぼ変化がないとさえいえます。

改札口から離れるほど、時間帯によっては人がほとんど歩いておらず、ここが新宿駅とは思えないような空間となります。
まるで閑散駅のような、地上とは異なる独特な雰囲気を感じる場所なのです。

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終端部側に向けて少し進んでみても、そのような状況は大きく変わりません。
たまに階段から人が下りてきますが、すぐに列車へと吸い込まれていきます。
電車が到着したタイミング以外は静かなもので、それは解体工事中の現在も変化していませんでした。

解体工事の影響を受ける終端部側

地上に比べれば限定的ですが、地下ホームも終端部側に進むと工事の影響が出てきます。
一方で、地下は構造体をそのまま活かすようなので、今後も地上ほどの激しい工事はないのかもしれません。

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一部が仮設となっていたり、天井が外されるといった変化がありますが、大きくは変わらない状態です。
地上ホームが完成に向かっていく頃、内装を合わせて変更していくのか、気になるのはそのあたりでしょうかね。

おわりに

激しく変化する地上ホームに対して、昔ながらの雰囲気が今も残る新宿駅の地下ホーム。
南口側に解体工事が進んできた際には、何らかの影響が生じてくるのでしょうか。