あけましておめでとうございます。
2025年もひたすら小田急を追いかけていこうと思いますので、本年も何卒よろしくお願いいたします。

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春には久々にダイヤ改正があり、楽しみなことが多そうな小田急ですが、2025年はどのような1年となりますでしょうか。

引き続き車両の動きが色々とありそうな2025年

2020年に通勤型車両の置き換えが開始されて以降、5000形の新造により従来車が廃車されていますが、2025年についてもこの流れが続くものとみられます。
既に小田急へと到着している5063Fと5064Fについては、年度内となる3月までには営業運転に入るでしょう。

2025年も5000形の増備が続くものと思われますが、気になるのが今後も10両編成だけなのかという点です。
後述するように、ダイヤ改正に伴う運用上の変化が想定されるため、これまでのような分かりやすい置き換えであるとは限らず、6両や8両の編成が造られる可能性も否定はできません。
増備される両数も気になるところではありますが、編成形態がどうなるのかは注目点といえるでしょう。

西武への譲渡が決まっていることから、8000形の廃車も引き続き進むものと思われます。
現在は8261Fのみが移籍していますが、8000形は6両編成が合計7本譲渡される予定であり、今後は置き換えのペースが加速する可能性もありそうです。

従来車についても、1000形をワンマン運転に対応するための改造や、3000形では引き続きリニューアルが進められるものと思われます。
1000形の改造は、箱根登山線用の4編成全てに行われるものとみられますが、2025年度からは実際に試験運用が始まる予定であり、そのタイミングについても気になるところです。
3000形のリニューアルも継続されると予想しますが、引き続き6両だけに行われるのか、他の両数の編成にも波及するのか、そのあたりも注目点でしょう。

ロマンスカーについては、新型車両の登場まで大きな動きはないでしょうが、60000形(MSE)にコンセントを追設する工事が始まっており、他編成にも波及するものとみられます。
3000形の初期車や8両編成に対しては、延命に関連する工事もありそうです。

車両以外も気になる2025年の動き

鉄道ファンにおいては、どうしても車両に注目が集まりがちですが、それ以外の面についてもピックアップしていきましょう。
最も注目すべき点としては、3月に行われるダイヤ改正です。

久し振りに実施されるダイヤ改正は、開成駅が快速急行の停車駅に格上げされることや、多摩線内の全ての駅に急行が停車するようになり、途中駅で種別を変更する列車が減少します。
東京メトロの千代田線に乗り入れる列車については、日中に多摩線への直通運転が復活するほか、準急の停車駅追加や、夕方の準急を急行化する変更が行われ、利便性が高まる見込みです。

発表されている内容以外にも、車両を運用するうえでの変化が多くあると想定され、内容以上に大きなダイヤ改正となるかもしれません。
全てを改善することは難しいかもしれませんが、減便後に生じていた課題が一つでも多く解消することを願うばかりです。

ホームドアについては、2024年度内の設置駅で稼働を開始することが見込まれるほか、2025年度の設置駅で順次整備が進められるでしょう。
準備工事がされている駅の状況から、2025年度は東京都区内の複々線区間が設置対象駅となりそうで、集中的に整備が進められそうな気配です。

駅の改良工事は、新宿、鶴川、藤沢といった各駅で継続し、完成に向けて変化が激しくなりそうです。
新宿駅については、新宿ミロードの閉館が3月に控えており、工事範囲は南口側に広がっていくものとみられます。
気になる駅は新百合ヶ丘で、横浜市営地下鉄の動向が不明な状況が続いており、そろそろ続報があるかもしれません。

おわりに

ダイヤ改正を中心としつつ、2025年も様々な動きがあることが予想されます。
全てをキャッチすることは難しいですが、できる範囲で2025年も小田急の今をお届けしたいと思います。
本年も何卒よろしくお願いいたします。