2019年度から製造が開始され、8000形や1000形の置き換えを進めている小田急の5000形。
現時点で140両に達しており、主力形式となりつつあります。

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そう遠くないうちに150両を超えそうな状況ですが、5000形の増備は今後も続くのでしょうか。

1年に数本のペースで増備される5000形

2019年度に最初の編成が登場して以降、5000形は増備が続けられてきました。
2023年度を除き、毎年数本が登場している状況ですが、以前より増備のペースは少し落ちています。

各年度に増備された両数と本数は以下のとおりです。

2019年度:10両(1本)
2020年度:40両(4本)
2021年度:40両(4本)
2022年度:30両(3本)
2024年度:20両(2本)

現在までに140両が造られ、全て10両固定編成となっています。
既に4000形に次ぐ勢力となっていますが、超えるのは時間の問題と考えられます。

まとまった数の8000形が残る中、5000形の増備ペースは上がるどころか落ちており、無理な置き換えをしないようにしている印象です。
製造開始から既に6年目が終わろうとしていますが、今のところペースが上がる気配はありません。

5000形の増備はまだ続くのか

製造開始から年数が経過しつつありますが、5000形の増備はまだ続くのでしょうか。
過去の事例においては、これぐらいで新形式に移行しているケースもあり、やや気になるタイミングではあります。

現役で活躍する車両の場合、4000形を除く各形式においては、5年前後で編成単位の増備が終了しています。
一方で、過去には旧5000形のように中断期間を挟んで長かったケースがあるほか、4000形は断続的に増備が続きました。

増備がこれからも続くか、それとも新形式に移行するか、今回はどちらになるのでしょうか。
その点については、5000形がかなり完成された車両になっていることや、千代田線への乗り入れが引き続き4000形になりそうな点を踏まえると、現状は増備が続く可能性が高いものとみられます。

気になるのは編成のバリエーションで、今後の置き換えにおいては6両や8両が混ざると思われるため、10両以外が登場するかもしれません。
最終的にはどれぐらいの勢力になるのか、5000形の今後からも目が離せませんね。

おわりに

150両が迫りつつあり、200両を超える日もそう遠くはないと思われる5000形。
小田急の標準型車両として、どこまで勢力を拡大することになるのでしょうか。