1969年に営業運転を開始し、4両と6両の編成が登場した小田急5000形。
小田急5000形全編成ガイドでは、各編成ごとの特徴やデータをまとめています。

5266Fの概要

5266Fは1981年度の終わりに登場した編成で、1編成しか存在しない7次車です。
年度を跨いで、すぐに8次車の増備が行われているため、実質的には同じグループといえるでしょう。

車両の仕様については、5000形としての完成形に到達し、車体については側面の窓にHゴムを使用せず、押さえ金式を採用したスタイルとなっています。
5266Fからは、中間車に設けられた仕切扉の窓も押さえ金式とされ、5000形の最終形態となりました。

リニューアルは2001年度に実施され、5266Fは5000形全体の最終施工編成となっています。
デハ5416はリニューアルの際にパンタグラフを撤去していますが、他の編成とは異なり配管等も全て撤去され、綺麗な屋根上が特徴でした。

主に優等列車用として活躍しましたが、各駅停車を含む様々な運用があり、比較的多種多様な列車で見ることができました。
リニューアルから7年半ほどで廃車となり、車両計画の変更による影響を顕著に受けた編成といえそうです。

編成表

クハ5266-デハ5216-デハ5316-デハ5416-デハ5516-クハ5566
※左側が新宿方

製造区分

クハ5266:7次車
デハ5216:7次車
デハ5316:7次車
デハ5416:7次車
デハ5516:7次車
クハ5566:7次車

製造所

クハ5266:東急車輛製造
デハ5216:東急車輛製造
デハ5316:東急車輛製造
デハ5416:東急車輛製造
デハ5516:東急車輛製造
クハ5566:東急車輛製造

竣功日

クハ5266:1982年3月3日
デハ5216:1982年3月3日
デハ5316:1982年3月3日
デハ5416:1982年3月3日
デハ5516:1982年3月3日
クハ5566:1982年3月3日

車体修理竣功日

クハ5266:2002年3月12日
デハ5216:2002年3月12日
デハ5316:2002年3月12日
デハ5416:2002年3月12日
デハ5516:2002年3月12日
クハ5566:2002年3月12日

廃車日

クハ5266:2009年9月29日
デハ5216:2009年9月29日
デハ5316:2009年9月29日
デハ5416:2009年9月29日
デハ5516:2009年9月29日
クハ5566:2009年9月29日

5266Fの写真

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