小田急百貨店新宿店本館の建て替えに伴い、再開発が進む新宿駅。
店舗の閉店といった影響はあるものの、列車の運行には影響を及ぼさずに、ホーム上でも解体に関係する工事が進められています。

終端部側からは、仮設の上屋が構築されつつありますが、一部は完成状態に近付きつつあるようです。

立派すぎる仮設の上屋

列車の運行を行いつつホーム上の解体を進めるため、新宿駅では仮設の上屋が構築されています。
ホーム上には鉄骨が組まれ、終端部側から上屋が広がりつつありますが、一部は完成状態になってきているようです。

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電車を待ちつつ、上を見上げてみました。
仮設とはいえ、かなり立派な上屋が設けられている状態で、ホーム上には粉塵を落とさないという強い意志を感じます。

天井が低いという点を除けば、本設としても機能してしまいそうな上屋ですが、それだけ列車の運行を維持しながらの工事は大変なのでしょう。
工事中に空が見えたら面白いなと思っていましたが、どうやらそんなことにはならないようです。

店舗の閉店で解体範囲は拡大か

まもなく2024年度が終わろうというところで、新宿駅では店舗の閉店が続きます。
地下で営業を続けていた店舗が閉店するほか、3月16日には新宿ミロードが閉館しており、新年度からは工事の範囲が広がっていきそうな気配です。

解体工事の影響は、小田急百貨店新宿店本館を中心に、新宿駅の地上ホームを合わせた範囲が基本でしたが、今後は地下や南口側にも影響が拡大するのでしょう。
解体工事が始まってから2年半ほどが経過しますが、造るよりも壊すほうが大変だというのを、工事の経過を見て実感しています。

おわりに

超高層ビルの完成予定は2029年度で、あと4年から5年程度ということになります。
予定どおり進んでいるのかは、外部からだと分かりませんが、建築資材の高騰や働き手不足が叫ばれる中、無事に完成することを願うばかりです。