上り線にのみ待避線を備え、鶴川駅を小規模化したような姿の足柄駅。
待避線は3番ホームとなっていますが、現在のダイヤでは定期の営業列車での使用は少なく、車両が入線するシーンはあまり見られません。

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3番ホームに発着する列車の本数について、以前1日にどれぐらいなのかを調べてみましたが、それから変化はあったのでしょうか。

2年前の調査時に3番ホームを発着していた本数

昔はある程度の本数が発着していた3番ホームですが、新松田以西の列車本数が減少したことや、箱根登山線と直通する列車が減ったためか、待避をする必要性が薄れてしまいました。
それを裏付けるかのように、3番ホームを発着する列車は激減しており、普通に乗っているだけではなかなか遭遇しなくなっています。



2023年に1日の発着本数を調査したことがあり、その際は以下の結果となっていました。

【平日】
5時48分発:各駅停車新松田行き

【土休日】
6時21分発:各駅停車町田行き

平日と土休日で時間は異なるものの、早朝に1本だけという極めて珍しい存在になっていたことが分かります。
これらの列車は、3番ホームに到着こそしますが、待避は行わずに発車していくダイヤで、施設の維持等を目的として設定されていたのでしょう。

3番ホームを発着する列車の現状

2025年のダイヤ改正が行われてから少し経ちますが、3番ホームに発着する列車に変化はあったのでしょうか。
最新の状況について、早速確認してみたいと思います。

【平日】
5時48分発:各駅停車新松田行き
17時14分発:各駅停車新松田行き

【土休日】
9時31分発:各駅停車新松田行き

2年前と比較した場合、意外と変化がありました。
平日については2本に増えており、土休日も設定されている時間が変わっています。

本数が少し増えただけかというと、そんなことはありません。
平日の17時14分発と、土休日の9時31分発については、後続の特急に抜かれるダイヤとなっており、待避線本来の用途で使用されていました。
停車時間は土休日のほうが長く、5分ほどホームに停まっているのに対して、平日は僅かに3分ほどとなっています。

おわりに

全く待避がない状態から、僅かながらロマンスカーの通過を待つ列車が設定された足柄駅。
時間を合わせる必要がありますが、機会があればそんなシーンを見てみたいと思います。