小田原から強羅までを結び、急勾配を登ることで有名な箱根登山電車。
途中の箱根湯本までは小田急のロマンスカーが直通運転し、新宿から乗り換えずに行くことができます。
そんな箱根登山線ですが、小田原から箱根湯本までの区間では、小田急の1000形が折り返し運転を行っており、以前はカラーリングを変えた専用編成が使われていました。
現在は小田急カラーの車両となりましたが、このままの状態でよいのでしょうか。
分割併合の廃止や、箱根登山線内のバリアフリー化が関係してのことでしたが、特急以外では乗り換えが必須となってしまう等、使いにくくなった面もあるといえるでしょう。
変更当初は新松田まで走る列車も比較的多くありましたが、後に一部を除いて小田原での折り返し運転に統一されました。
4両化当初は様々な車両が使われたものの、2009年にレーティッシュカラーとした1000形が専用編成として用意され、後に統一されることとなります。

その後は赤い1000形として、箱根登山線内を走ることが日常となりますが、リニューアルが行われた編成と交代するタイミングで、小田急カラーへと戻ってしまいました。
2022年に最後の編成が引退して以降は、青い帯を巻いた車両のみとなってしまい、車両の面では小田急にしか見えない路線となっています。
時が流れるスピードにはいつも驚かされますが、箱根登山線内に入る度に思うのは、今のままでよいのだろうかという点です。
ロマンスカーを使わずに箱根へと行く場合、小田原駅で待っているのは小田急の1000形です。
青い帯の車両から青い帯の車両に乗り換えるのは、どうも味気なく感じます。
以前は赤い色の車両に乗り換えて下さいといった案内がありましたが、それを耳にすることもなくなりました。
外国人の旅行者や、観光で訪れている人は多く、4両編成の車両はいつも混んでいます。
乗車すると、聞こえてくるのは外国の言葉ばかりで、どこの国にいるのかさえよく分からなくなるほどですが、だからこそこのままでよいのだろうかとも思うのです。
小田原駅で赤い車両が待っている状態は、到着時の気分を一気に高めてくれるもので、おもてなしという観点で考えれば十分すぎるコンテンツでした。
小田急のカラーリングではありますが、今も箱根登山線内で使用される編成は限定されています。
つまり、何らかの装飾をすることは運用上可能であり、輸送需要も回復した現在においては、そろそろやるべきタイミングともいえるのです。
小田原駅、箱根湯本駅で系統を分断している以上、乗り換えというデメリットをカバーする策が欲しいようにも思います。
もう一つの観点として、箱根登山線内ではまもなくワンマン化が予定されています。
案内をしやすくするという面でも、タイミングとしてはよさそうに思いますが、復活してくれたりしないでしょうか。
箱根登山線であることを分かりやすくするためにも、外見に何らかの差があるとよさそうですね。
途中の箱根湯本までは小田急のロマンスカーが直通運転し、新宿から乗り換えずに行くことができます。
そんな箱根登山線ですが、小田原から箱根湯本までの区間では、小田急の1000形が折り返し運転を行っており、以前はカラーリングを変えた専用編成が使われていました。
現在は小田急カラーの車両となりましたが、このままの状態でよいのでしょうか。
消えた赤い1000形
かつては新宿駅から急行が乗り入れた箱根登山線ですが、2008年のダイヤ改正以降は4両編成の各駅停車へと変わりました。分割併合の廃止や、箱根登山線内のバリアフリー化が関係してのことでしたが、特急以外では乗り換えが必須となってしまう等、使いにくくなった面もあるといえるでしょう。
変更当初は新松田まで走る列車も比較的多くありましたが、後に一部を除いて小田原での折り返し運転に統一されました。
4両化当初は様々な車両が使われたものの、2009年にレーティッシュカラーとした1000形が専用編成として用意され、後に統一されることとなります。

その後は赤い1000形として、箱根登山線内を走ることが日常となりますが、リニューアルが行われた編成と交代するタイミングで、小田急カラーへと戻ってしまいました。
2022年に最後の編成が引退して以降は、青い帯を巻いた車両のみとなってしまい、車両の面では小田急にしか見えない路線となっています。
小田急カラーのままでよいのか
赤い1000形として最後まで残った1058Fが引退してから、早くも2年半ほどが経過しました。時が流れるスピードにはいつも驚かされますが、箱根登山線内に入る度に思うのは、今のままでよいのだろうかという点です。
ロマンスカーを使わずに箱根へと行く場合、小田原駅で待っているのは小田急の1000形です。
青い帯の車両から青い帯の車両に乗り換えるのは、どうも味気なく感じます。
以前は赤い色の車両に乗り換えて下さいといった案内がありましたが、それを耳にすることもなくなりました。
外国人の旅行者や、観光で訪れている人は多く、4両編成の車両はいつも混んでいます。
乗車すると、聞こえてくるのは外国の言葉ばかりで、どこの国にいるのかさえよく分からなくなるほどですが、だからこそこのままでよいのだろうかとも思うのです。
小田原駅で赤い車両が待っている状態は、到着時の気分を一気に高めてくれるもので、おもてなしという観点で考えれば十分すぎるコンテンツでした。
小田急のカラーリングではありますが、今も箱根登山線内で使用される編成は限定されています。
つまり、何らかの装飾をすることは運用上可能であり、輸送需要も回復した現在においては、そろそろやるべきタイミングともいえるのです。
小田原駅、箱根湯本駅で系統を分断している以上、乗り換えというデメリットをカバーする策が欲しいようにも思います。
もう一つの観点として、箱根登山線内ではまもなくワンマン化が予定されています。
案内をしやすくするという面でも、タイミングとしてはよさそうに思いますが、復活してくれたりしないでしょうか。
おわりに
同じ車両でありながら、カラーリングが異なるだけで気分を高めてくれた赤い1000形。箱根登山線であることを分かりやすくするためにも、外見に何らかの差があるとよさそうですね。
コメント
コメント一覧 (27)
というのは、2019年夏に登山電車103-107号車の引退ツアーに参加した際に車掌さんが放送で、赤い1000形のラッピング1編成4両分制作するのに約2,000万円掛かると言っていました。今は物価高の影響でもっと掛かるかもしれませんが、小田原-箱根湯本対応の4編成を赤い1000形にするためには、8,000万円以上掛かるからです。更に一度ラッピングしたら終わりではなく、数年経つと陽に焼けて色がピンクぽくなるので、新しく作り直さなければならないそうです。
ワタシダ
が
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小田急としても再塗装するのはしんどいと思うので赤1000のまま更新というのが赤1000を復活させるという点では濃厚だったと思うし、赤1000が置き換えられた時点で赤の車両が箱根湯本線?を再び走るということはなくなったと思っていいと思います
ワタシダ
が
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ワタシダ
が
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小田急がやるつもりならまあいいんじゃないすかねぐらいで
これが町田とか新宿の段階から登山鉄道の直通が混ざってるなら紛らわしいとか高揚感を演出してって思うけど、小田原でわざわざあの乗り換えしたらもうしっかり旅路でしょ
レーティッシュもすごい豪勢な仕様ってわけじゃなくてほぼ通勤車だったし
ロマンスカーでもないのに特別仕様車来たらラッキーぐらいで
ワタシダ
が
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ワタシダ
が
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あと普通列車の小田急と箱根登山線直通(2009年まで多数あった)は、ダイヤ乱れ時のリスクや、ロマンスカー利用促進の観点からあまり現実的ではないとも考えられますね。「湯本に乗換なしで行くなら便利で快適なロマンスカーご利用ください」的意味合いといいますか…(笑)あと、小田原駅での小田急~登山線乗換も、上り下りは不要ですし。
ワタシダ
が
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4編成(1063-66F)が箱根登山運用専用になり、残り3編成は1057Fが3276Fと組んで10両運用、
1067F+1069Fで8両運用が多いです。
3編成もワンマン改造し、新たにワンマン区間の設定が構想されている可能性はありますでしょうか。
江ノ島線末端区間は4両ではキャパ不足といわれますし、新松田-小田原は日中は赤丸急行がありますし、考えにくいですが。
出入庫以外に小田急線内での使用を想定しているのならば、レ―ティッシュカラーにしないのも理解できます。
ワタシダ
が
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ワタシダ
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昔は現職でしたが湯本直通急行があったから
通用しましたが今は完全に小田原、湯本での
乗り換え必須ですからやはり色なり変えるべきかと
思います。
あの(青線の)ままじゃ松田以東の新参客は
乗り換えなくて済むと誤認してしまいます。
まぁ、LCDも手抜きな小田急ですから放置プレーかと
思います。松田以東の通勤列車は強く小田原乗り換えの
テロップ成りだして小田原乗換を植え付けるべきです。
ワタシダ
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アレこそ復活して欲しいものです。
ワンマン化を見据えれば、運転士の操作一つで放送は流れ、それ以外は固定の音楽付き放送で自動的に流せば一石二鳥です。今でも自動で流れますが、キャリーバッグ転倒防止等ご当地特有の物はバッサリなくなりましたし、これを機会に検討をしてくれると嬉しいですね!
ワタシダ
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ワタシダ
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最近はJR東日本(E217系)や東急(9000系)などが昔の塗装を復活させる取り組みを行っていますが小田急にもそのような企画を期待したいですね。
ワタシダ
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とはいえ、記事の通り全くやらないのはむしろ悪手だと思うのでいつかやって欲しいですね。
ワタシダ
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小田原から箱根湯本までを小田急に編入する
構想でもあるのでしょうか?
最近の新京成や泉北高速鉄道の事例を考えると
ワタシダ
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ワタシダ
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