1969年に営業運転を開始し、4両と6両の編成が登場した小田急5000形。
小田急5000形全編成ガイドでは、各編成ごとの特徴やデータをまとめています。

5270Fの概要

1982年度に増備された5000形の最終編成で、全180両が出揃いました。
半年ほど後には8000形が造られており、車齢は近いながらも、かなり性能の異なる車両が同時期に登場したことになります。

車両の仕様は7次車に準じており、ほとんどの窓からHゴムをなくし、スタイリッシュなデザインとなりました。
8000形に繋がるような目立った仕様変更はなく、小田急顔の前面デザインを持つ集大成として、標準的な造りとなっています。

リニューアルは2001年度に行われ、5000形としては後期の施工となりました。
パンタグラフを編成で2基としたことに加え、5270Fからはシングルアームに交換されますが、後に他編成にも波及しています。

主に優等列車用として活躍しましたが、各駅停車を含む様々な運用があり、比較的多種多様な列車で見ることができました。
同世代の8000形は今も一部が活躍中ですが、5270Fは2010年に早期廃車となっており、形式によって明暗が分かれています。

編成表

クハ5270-デハ5220-デハ5320-デハ5420-デハ5520-クハ5570
※左側が新宿方

製造区分

クハ5270:8次車
デハ5220:8次車
デハ5320:8次車
デハ5420:8次車
デハ5520:8次車
クハ5570:8次車

製造所

クハ5270:川崎重工業
デハ5220:川崎重工業
デハ5320:川崎重工業
デハ5420:川崎重工業
デハ5520:川崎重工業
クハ5570:川崎重工業

竣功日

クハ5270:1982年6月10日
デハ5220:1982年6月10日
デハ5320:1982年6月10日
デハ5420:1982年6月10日
デハ5520:1982年6月10日
クハ5570:1982年6月10日

車体修理竣功日

クハ5270:2001年11月16日
デハ5220:2001年11月16日
デハ5320:2001年11月16日
デハ5420:2001年11月16日
デハ5520:2001年11月16日
クハ5570:2001年11月16日

廃車日

クハ5270:2010年11月11日
デハ5220:2010年11月11日
デハ5320:2010年11月11日
デハ5420:2010年11月11日
デハ5520:2010年11月11日
クハ5570:2010年11月11日

5270Fの写真

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