東京メトロの千代田線やJR東海の御殿場線にも乗り入れ、マルチな活躍をしている小田急の60000形(MSE)。
登場から現在まで、前面には何かしらが掲出されていることが多く、すっぴんで走っている時期は意外と多くありません。

そんなMSEですが、3月下旬からは「もころん」のヘッドマークが掲出され始めました。

MSEにもころんのヘッドマークを掲出

2025年4月15日から、小田急はロマンスカーにも子育て応援車が設定されました。
子育て応援車は2022年から通勤型車両に設定されていますが、これをロマンスカーにも拡大するという取り組みです。

対象となるロマンスカーは全編成ですが、設定されるのは3号車となるため、4両編成が単独で走る列車については対象外となるのでしょう。
運用は小田急と箱根登山線内のみとなりますが、啓蒙を基本とした取り組みであることを踏まえれば、実質的には他社線でも機能する面がありそうです。

子育て応援車の設定にあたり、車両の面でも変化が生じます。
3号車のドアにはもころんのステッカーが掲出されるほか、座席のヘッドレストカバーを変更するといった対応が行われるとのことです。

20250412_01

MSEについては、前面にもころんを描いたヘッドマークが掲出されます。
なぜMSEを選定したのかは不明ですが、現在活躍する3形式の中では、観光と日常利用の中間に位置するような仕様であることや、他社線にも乗り入れるといった点を考慮してのことでしょうか。

現時点では不明なヘッドマークの掲出期間

ヘッドマークの掲出は3月26日に開始され、60051Fと60251Fが最初の編成となりました。
その後は他編成にも波及しており、全編成に貼られることになるようです。

意外と大きな話題ではあるものの、ヘッドマークの掲出はニュースリリース内でも軽く触れている程度で、あまり深掘りはされていません。
掲出期間についても特に触れられておらず、現時点で終了時期については不明です。
さすがに引退まで貼り続けることはないと思いますが、通常であれば1年ぐらいというところでしょうか。

ヘッドマークについては、新宿方と小田原方で異なるデザインとなっており、2種類が用意されました。
全編成で異なればさらに面白かったのでしょうが、コストの面でさすがに難しいのでしょうね。

おわりに

2025年度のMSEは、もころんのヘッドマークを付けての運行となります。
意外に早く外してしまう可能性も否定はできないため、終了時期が明確化されていない以上、早めに撮影はしておいたほうがよさそうです。