1969年に営業運転を開始し、4両と6両の編成が登場した小田急5000形。
小田急5000形全編成ガイドでは、各編成ごとの特徴やデータをまとめています。

5058Fの概要

5000形の2次車として登場した編成で、5057Fとは製造所や竣功日が同じです。
5058Fは非冷房車として造られましたが、5000形は5059Fから冷房車となったため、編成単位で登場した最後の非冷房車となりました。

仕様は1次車から変わっておらず、側面にはランプ切換式の種別表示装置が設けられています。
3次車の登場後に冷房化が行われ、他の冷房改造車と同様の仕様となりました。

1992年度には車体修理が行われ、方向幕が黒地へと変わったこと等により、他の小田急顔の車両と外見的な差が少なくなっています。
内装もこの時に一新されていますが、柄の入った化粧板に変更されつつも、寒色系が維持されました。

優等列車の付属編成を中心に使われながら、支線や末端区間の各駅停車でも重宝されましたが、2009年に廃車となりました。
活躍期間は約39年で、僅かに40年に及ばず引退しています。

編成表

クハ5058-デハ5008-デハ5108-クハ5158
※左側が新宿方

製造区分

クハ5058:2次車
デハ5008:2次車
デハ5108:2次車
クハ5158:2次車

製造所

クハ5058:川崎重工業
デハ5008:川崎重工業
デハ5108:川崎重工業
クハ5158:川崎重工業

竣功日

クハ5058:1970年9月21日
デハ5008:1970年9月21日
デハ5108:1970年9月21日
クハ5158:1970年9月21日

車体修理竣功日

クハ5058:1992年9月17日
デハ5008:1992年9月17日
デハ5108:1992年9月17日
クハ5158:1992年9月17日

廃車日

クハ5058:2009年10月16日
デハ5008:2009年10月16日
デハ5108:2009年10月16日
クハ5158:2009年10月16日

5058Fの写真

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