従来の車両とは設計方針を大きく変更し、2002年に営業運転を開始した小田急3000形。
小田急3000形全編成ガイドでは、各編成ごとの特徴やデータをまとめています。

3092Fの概要

2010年度の終わりに10両化された編成で、元々は6両の3281Fとして登場しました。
中間車を4両新造し、6両編成の間に挿入した構成となっており、既存の車両は改番のうえ3092Fとされています。

8次車と9次車を組み合わせたことから、編成内での仕様差は少なく、比較的統一感のある状態です。
新造中間車のモーターは、他編成が全密閉式に交換を行った際に取り外したものを使用しており、編成内で統一されています。
クハ3092は10両化の際に電気連結器を撤去し、スカートの形状も変更されました。

登場から4年ほどで10両化されたため、3281Fとして活躍した期間は僅かとなっています。
3092Fとなってからは主に優等列車用として活躍していますが、近年は各駅停車でも使われるようになりました。

編成表

クハ3092-デハ3042-デハ3142-サハ3192-サハ3292-デハ3242-デハ3342-サハ3392-デハ3442-クハ3492
※左側が新宿方

製造区分

クハ3092:8次車
デハ3042:8次車
デハ3142:8次車
サハ3192:9次車
サハ3292:9次車
デハ3242:9次車
デハ3342:9次車
サハ3392:8次車
デハ3442:8次車
クハ3492:8次車

製造所

クハ3092:川崎重工業
デハ3042:川崎重工業
デハ3142:川崎重工業
サハ3192:川崎重工業
サハ3292:川崎重工業
デハ3242:川崎重工業
デハ3342:川崎重工業
サハ3392:川崎重工業
デハ3442:川崎重工業
クハ3492:川崎重工業

旧番号

クハ3092:クハ3281
デハ3042:デハ3231
デハ3142:デハ3331
サハ3392:サハ3381
デハ3442:デハ3431
クハ3492:クハ3481

竣功日

クハ3092:2007年1月25日
デハ3042:2007年1月25日
デハ3142:2007年1月25日
サハ3192:2011年2月25日
サハ3292:2011年2月25日
デハ3242:2011年2月25日
デハ3342:2011年2月25日
サハ3392:2007年1月25日
デハ3442:2007年1月25日
クハ3492:2007年1月25日

10両固定編成化・改番日

クハ3092:2011年2月25日
デハ3042:2011年2月25日
デハ3142:2011年2月25日
サハ3392:2011年2月25日
デハ3442:2011年2月25日
クハ3492:2011年2月25日

3092Fの写真

20250412_02