南口側にも工事範囲が拡大し、目まぐるしく変化を続ける小田急の新宿駅。
ホーム上に仮の上屋を組む工事が続いており、すっかり別の駅のような状態となっています。

そんな新宿駅の地上ホームには、目立つ放送室が設けられていますが、解体工事に伴う動きがありました。

新宿駅地上ホームの放送室に変化

快速急行や急行が発着するホームには、放送室が設置されています。
小田急では比較的珍しいことや、ホームの中央付近にあるためか、かなり目立つ存在です。

この放送室の特徴は、下が通路になっていて利用者が通れることで、ちょっとしたお楽しみスポットにもなっています。
ホームが狭くなってしまうため、少しでも通れる場所を確保したかったのでしょうか。

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長年に渡って親しまれてきた放送室ですが、上部にあった窓の部分がなくなってしまいました。
通路部分はまだ通ることができるものの、色々なものがなくなっていくのは、やはり寂しいものです。

放送室の解体は仮設の上屋を造るためか

上部が撤去されたことで、放送室としての役割は終焉を迎えたものと思われます。
反対側はどのような状態なのか、合わせて確認してきました。

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上部がなくなっているのは同様ですが、既に仮設の上屋がかなり目立つ状態でした。
現段階においては、上屋を造る際に支障するため、上部だけを撤去したものと思われます。

今のところはこれ以上進む雰囲気ではありませんが、下の部分は解体を急ぐ理由がないため、一旦この状態ということなのかもしれません。
最終的にどうなるのかは不明ですが、残すとも考えにくいため、どこかのタイミングで完全に解体されてしまいそうですね。

おわりに

普段は意識せずに通り過ぎてしまうものの、そこにあることが当たり前だった新宿駅の放送室。
トンネルのような通路を通れるのは、いつまでとなるのでしょうか。