駅名を省略した「ちとふな」の呼び方で親しまれ、全線の中でも利用者が多い小田急の千歳船橋駅。
2018年からは準急の停車駅となり、新宿に近い人気の住宅地となっています。

千歳船橋駅では、ホームドアを設置するための工事が進められていましたが、4月中に上下線の両方に設置が完了しました。

千歳船橋駅にホームドアを設置

複々線区間内にある千歳船橋駅では、以前からホームドアを設置するための準備工事が行われていました。
2025年度が始まったばかりの4月後半に、下りホームから筐体の設置が始まりました。

20250426_01

4月19日の終電後にホームドアの設置が行われ、20日の始発より下りホームにのみある状態となりました。
ドアについては開いたままとなるため、安全のために監視員の方が配置されています。

20250426_02

上りホームについては、4月26日の終電後に筐体の設置が行われ、27日より上下線の両方にホームドアがある状態となりました。
片方のホームにしかホームドアがない状態は、1週間だけの珍しい状態だったということになります。

世田谷区内における今後の設置計画

千歳船橋駅があるのは東京都世田谷区ですが、ホームドアに関する今後の設置計画が公開されています。
比較的早い段階での整備が予定されており、利用者が多い地域ならではといえるでしょうか。



公開されている情報を整理すると、各駅の稼働開始年度は以下のとおりとなります。

豪徳寺:2025年度
経堂:2026年度
千歳船橋:2025年度
祖師ヶ谷大蔵:2033年度まで
成城学園前:2033年度まで
喜多見:2025年度

祖師ヶ谷大蔵駅と成城学園前を除き、2026年度までには設置が完了する計画です。
高速で電車が通過する経堂駅への設置は嬉しい反面、同様の状況にある成城学園前駅は具体的な時期が不明であり、いつ頃となりますでしょうか。

おわりに

新宿寄りの駅を中心に、近年はホームドアの整備が進められている小田急。
ホーム自体の補強等が必要な駅については、整備が後になってしまいそうですね。