曲線部分から繋がる待避線を備え、一部のロマンスカーも停車する小田急の秦野駅。
1996年に完成した橋上駅舎はデザイン性が高く、グッドデザイン賞にも選定されています。

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そんな秦野駅ですが、秦野市の市制70周年に合わせ、地元にゆかりのあるLUNA SEAの楽曲を、接近メロディーに採用してもらおうとする活動が行われています。

秦野市出身者がメンバーに多いLUNA SEA

LUNA SEAは5人組のロックバンドで、ヴィジュアル系の一角として1992年にメジャーデビューを果たしました。
1990年代を代表するバンドの一つで、解散と再結成を経て現在も活動を続けています。

メンバーはRYUICHI、SUGIZO、INORAN、J、真矢の5人で、RYUICHI以外は秦野市の出身です。
RYUICHIについても大和市の出身であり、小田急沿線にゆかりのあるメンバーが揃っていることになります。
メジャーデビュー以前には、町田でライブを開催することも多く、活動時にも小田急沿線とは縁があるバンドです。

私自身も多くの楽曲に触れ、全盛期には好んで聴いている時期もありました。
再結成を経ているとはいえ、現在も現役で活躍するのは嬉しく思います。

署名の提出で実現に向けて前進中か

鉄道は小田急だけという秦野市は、2025年に市制70周年を迎えています。
60周年の際には、渋沢駅にZARDの接近メロディーを採用するといった動きがありましたが、70周年にはLUNA SEAを採用してもらおうと、有志が署名活動を行ってきました。



署名は既に市長へと提出されており、小田急と協議していくことを約束したとあります。
水面下での動きもあったのかもしれませんが、実現の可能性は比較的高まっているのではないでしょうか。

2025年中の採用を目指しているそうで、間に合うのかという点はやや気になりますが、せっかくなら実現してほしいものです。
どの楽曲が採用されるのかという点も気になるところで、上下線で異なる2曲になるとして、激しい曲か、バラードか、代表曲も多いため、予想するのはかなり難しそうですね。

おわりに

年々増えている小田急の駅で使われる接近メロディーですが、秦野駅のLUNA SEAは実現するでしょうか。
渋沢駅のZARDは12月に使用を開始しているため、実現するとしたら年末になる可能性が高いかもしれませんね。