朝から晩まで多くのロマンスカーが発着し、見ているだけで楽しい新宿駅の特急用ホーム。
大規模な工事を行っている関係で、現在は雑然とした状況になっていますが、やがて新たな風景へと変わっていくこととなります。

特徴的な窓はほとんど見えなくなってしまいましたが、特急用ホームの近況はどうなっているのでしょうか。

変化が激しい終端部側

超高層ビルの建設に向けて、小田急の新宿駅は目まぐるしく変化を続けています。
ホームの使い方は変わっていませんが、風景は数年前と全く異なる状況になっており、終端部側は違う駅のようになりました。

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工事開始前から使われなくなっていた旧1番ホームには、ダイキン工業の気になる機器が置かれています。
2年ほど前に設置されたもので、水熱源システムのエアコンのようですが、現在の工事状況を踏まえると、これぐらい大規模な設備が必要だったことも納得です。



解体工事に伴い、新宿駅は仮設の上屋に覆われつつありますが、屋内という状態は維持されるようなので、エアコンは必須なのでしょう。
後になって分かることがあるというのも、こういった工事の面白いところです。

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特急用ホームの終端部側を遠くから眺めると、このような状況です。
特徴的な窓はほとんど見えなくなり、仮設の様々な鋼体が目立つようになりました。

工事範囲は小田原寄りに拡大中

西口寄りが中心だった工事範囲は、最近になって南口側に広がりつつあります。
特急用ホームについても同様ですが、嬉しい変化もありました。

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少し前に書いた記事でお伝えしたとおり、ホーム上には仮設の売店がオープンしています。
ロマンスカーに乗ろうとする時に、駅構内で何も買えないという状況は回避されました。



見方を変えれば、以前よりも便利な位置に移動したような状態で、まずは一安心というところでしょうか。
今後さらに工事が進んだ際に、残せる場所なのかどうかも気になるところです。

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最後に小田原側を向いて、ホーム全体を見渡してみました。
仮設の構造物が増えてきていますが、床面等にはそこまで変化がありません。

仮設の上屋を設置したことで、天井の圧迫感がある状態にはなっていますが、明るい状態が保たれているせいか、そこまで気にはならないように思います。
ロマンスカーが発車するホームであり、工事の影響はできる限り抑えたいというのが本音なのかもしれませんね。

おわりに

しばらく見ないでいると、色々な場所が変わっていることに気付かされる新宿駅。
1年後の今頃は、いったいどんな姿になっているのでしょうか。