世代交代を繰り返し、今日までの長い歴史を築き上げてきた小田急のロマンスカー。
新型車両の登場は嬉しい反面、それは引退する車両があることも意味し、表裏一体の関係にあるといえます。

現在までに様々なロマンスカーが登場してきましたが、共演する期間が短かった車両について、振り返ってみたいと思います。
現在のような流線形ではなく、1900形を2扉のセミクロスシートにした車両でしたが、戦後の復興期に明るい話題を提供することとなります。
その後、いくつかの形式が造られ、1957年に3000形(SE)が登場しました。
ロマンスカーのイメージを決定付けた車両ですが、今回はSE以降の各形式について、共演期間の短さを確認したいと思います。
まず、SEを置き換えた20000形(RSE)との共演ですが、ダイヤ改正に合わせて交代したため、定期運行では見ることができませんでした。
定期運行から外された後もSEは波動用として残ったため、1年程度は在籍期間が重なっていますが、現実的にはほとんど共演する機会はなかったといえるでしょう。
3100形(NSE)と30000形(EXE)については、3年程度の共演期間がありました。
編成数が多かったため、一気に置き換えを進めながらも時間がかかり、3年という長さになりました。
ゆめ70になった編成だけは、NSEの定期運行終了後も予備車に近い存在として残り、これを含めれば4年程度の共演期間です。
同じ4年としては、10000形(HiSE)とRSEの2形式が、60000形(MSE)と共演した期間にも当てはまります。
2012年にHiSEとRSEの残存編成が一気に引退したため、結果的に共演期間が同じとなりました。
近年の事例としては、7000形(LSE)と70000形(GSE)の事例があげられます。
GSEの第2編成が少し遅れて登場したこともあり、直接置き換える関係だったにもかかわらず、定期運行での共演が見られました。
その期間は、定期運行で4ヶ月、波動用の時期を含めても7ヶ月ほどで、近年においては短いケースとなっています。
新形式の登場が続いたり、引退が続いた場合に生じる現象です。
まず、SEとHiSEのケースですが、こちらは3年程度しか共演がありませんでした。
波動用の期間を含めても4年程度で、意外に短かったことになります。
SEはあさぎり号での運行が基本だったため、小田急線内で顔を合わせる機会も多くはなかったことでしょう。
記憶に新しいところでは、50000形(VSE)とGSEの共演でしょうか。
こちらも定期運行では4年程度しか共演がなく、想定外に短いものとなりました。
波動用の時期を含めると、5年半程度にはなりますが、LSEが引退した際には予想もできない結果だったといえそうです。
今後登場する新型ロマンスカーにおいては、どれぐらいの共演期間が見られるのでしょうね。
新型車両の登場は嬉しい反面、それは引退する車両があることも意味し、表裏一体の関係にあるといえます。

現在までに様々なロマンスカーが登場してきましたが、共演する期間が短かった車両について、振り返ってみたいと思います。
置き換えられる関係にあった車両
小田急ロマンスカーの歴史は、1949年に登場した1910形から始まりました。現在のような流線形ではなく、1900形を2扉のセミクロスシートにした車両でしたが、戦後の復興期に明るい話題を提供することとなります。
その後、いくつかの形式が造られ、1957年に3000形(SE)が登場しました。
ロマンスカーのイメージを決定付けた車両ですが、今回はSE以降の各形式について、共演期間の短さを確認したいと思います。
まず、SEを置き換えた20000形(RSE)との共演ですが、ダイヤ改正に合わせて交代したため、定期運行では見ることができませんでした。
定期運行から外された後もSEは波動用として残ったため、1年程度は在籍期間が重なっていますが、現実的にはほとんど共演する機会はなかったといえるでしょう。
3100形(NSE)と30000形(EXE)については、3年程度の共演期間がありました。
編成数が多かったため、一気に置き換えを進めながらも時間がかかり、3年という長さになりました。
ゆめ70になった編成だけは、NSEの定期運行終了後も予備車に近い存在として残り、これを含めれば4年程度の共演期間です。
同じ4年としては、10000形(HiSE)とRSEの2形式が、60000形(MSE)と共演した期間にも当てはまります。
2012年にHiSEとRSEの残存編成が一気に引退したため、結果的に共演期間が同じとなりました。
近年の事例としては、7000形(LSE)と70000形(GSE)の事例があげられます。
GSEの第2編成が少し遅れて登場したこともあり、直接置き換える関係だったにもかかわらず、定期運行での共演が見られました。
その期間は、定期運行で4ヶ月、波動用の時期を含めても7ヶ月ほどで、近年においては短いケースとなっています。
意外と共演期間が短かった車両
ここからは、直接置き換える関係ではなかったものの、結果的に共演期間が短かった車両を見ていきたいと思います。新形式の登場が続いたり、引退が続いた場合に生じる現象です。
まず、SEとHiSEのケースですが、こちらは3年程度しか共演がありませんでした。
波動用の期間を含めても4年程度で、意外に短かったことになります。
SEはあさぎり号での運行が基本だったため、小田急線内で顔を合わせる機会も多くはなかったことでしょう。
記憶に新しいところでは、50000形(VSE)とGSEの共演でしょうか。
こちらも定期運行では4年程度しか共演がなく、想定外に短いものとなりました。
波動用の時期を含めると、5年半程度にはなりますが、LSEが引退した際には予想もできない結果だったといえそうです。
おわりに
共演期間が短くなる理由は様々ですが、3年から4年というケースが多いようです。今後登場する新型ロマンスカーにおいては、どれぐらいの共演期間が見られるのでしょうね。
コメント
コメント一覧 (11)
ワタシダ
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前から思ってましたが、371系(富士急8500系)が富士急行からも引退する時が来たら、ロマンスカーミュージアムに引き取ることは不可能でしょうかね?
小田急の車両ではなかったけれど、RSEと共にあさぎり号黄金時代を築いた名車ですから。
ワタシダ
が
しました
ある時、山北-谷峨間だったと記憶していますが、MSEが試運転で突然現れました。その場に5人ほどいた撮影者は誰もその情報を知らなかったようで、どっと歓声が上がりました。
RSEや371との絡みが撮れたわけではないけれど、良い思い出です。
そのRと371系は今は富士急で共演第2弾の真っ最中です。少しでも長く続いて欲しいですね。
ワタシダ
が
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当時GSEと入れ替わりで離脱した第3編成を大野車庫で、第4編成と秦野付近?ですれ違い、丁度GSE登場に合わせて出版された「ロマンスカー、春を乗せて」と同じシーンが見れたのには感動しましたね。
(当時はLSEが接近するとLSEとのすれ違いが見れるというアナウンスが流れていました。)
あれからもう7年以上も経っているんですね。
ワタシダ
が
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他の関東私鉄でもだいたい数年あまりで置き換え関係にある特急型車両の共演が終わる(例えば西武ではラビューとレッドアローが池袋線で共演したのが1年、というような具合です)傾向にありますが、東武や関東以外の私鉄では意外と長く見られたりします(特に近鉄では同社の経営事情も相まって尚更です)。
ワタシダ
が
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ワタシダ
が
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ワタシダ
が
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