登戸1号踏切の廃止に向けて、向ヶ丘遊園駅の近くでは歩道橋の整備が進められています。
完成まで1年を切っていることもあり、工事もかなり本格化してきた印象です。

そんな中、小田急の線路上に架橋が行われ、風景が大きく変わったことから、最新の状況を見てきました。

登戸1号踏切の廃止に向けた歩道橋の整備

登戸駅から向ヶ丘遊園駅間にかけては、地上部に踏切が一つだけ残っています。
それが歩道橋の建設と関係する登戸1号踏切で、2025年度中に廃止される予定です。

登戸1号踏切自体は、自動車も通行可能な比較的規模が大きいものでしたが、2023年に車両の通行はできなくされており、現在は歩行者と自転車専用になっています。
踏切の廃止に関しては、以前まとめた記事がありますので、詳しくはそちらをご覧下さい。



歩道橋の完成は2025年度中となっているため、気付けばあと1年を切っている状態でした。
直前横断等が発生し、課題が多かった踏切が廃止されるまで、あと少しのところまできていることになります。

架橋が済んだ現状はどうなっているのか

2025年度中の完成に向けて、建設工事が本格化する歩道橋ですが、6月10日に大きな動きがありました。
9日の終電後に架橋が行われ、線路の上に歩道橋の床となる部分が見えるようになっています。

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登戸1号踏切から見ると、架橋後の様子はこのようになっています。
4本の線路を跨ぐ長い歩道橋で、エレベーターも設置される予定です。

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上り線側からの様子はこのようになっており、線路に対して斜めに架かっていることがよく分かります。
向ヶ丘遊園駅は、将来的に高架化される可能性が残っているためか、歩道橋も暫定的な設置とされていますが、仮設という感じではない立派なものとなりそうです。

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裏側に場所を変えると、このような状態となっています。
上り線側については、ホームの先端部分にかなり近い位置関係ですが、前述のとおり斜めに架かっているため、下り線側はやや離れた状態です。

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電車が通過しているシーンを見ると、このような位置関係となります。
比較的高い位置にあるように感じますが、架線等があることを踏まえれば当然かもしれません。
若干不便になることは否めないものの、エレベーターも設置されることから、比較的配慮された状態にはなりそうですね。

おわりに

歩道橋の姿が見えてきたことにより、踏切の廃止が迫っていることを実感します。
まだまだ工事は続きますが、完成後の風景はどのようなものとなるのでしょうか。