1960年に営業運転を開始し、小田急に本格的な高性能車の時代をもたらした2400形。
小田急2400形全編成ガイドでは、各編成ごとの特徴やデータをまとめています。

2473Fの概要

1961年に増備された編成で、2471Fの登場からは半年近くが経過していました。
この時期は2400形の増備がややペースダウンしていますが、1月にダンプカーとの衝突事故が発生していたり、3000形(SE)の台車を試験的に履いたりといったことがあり、何か関係があったのでしょうか。

2473F自体に固有の特徴はなく、外板や屋根板も一般的な厚さのグループです。
1979年以降に小規模な車体の修繕を行っており、腰部の外板が貼り替えられました。

各駅停車から急行まで、大型車との併結も行いつつ幅広い運用で活躍しました。
1987年に現役を引退し、廃車後にはモーターを4000形に譲っています。



写真を提供いただいた小田急指令掛川様は、数々の貴重な映像も撮影されています。
YouTubeにて公開中ですので、よろしければそちらもご覧下さい。

編成表

クハ2473-デハ2423-デハ2424-クハ2474
※左側が新宿方

製造区分

クハ2473:調査中
デハ2423:調査中
デハ2424:調査中
クハ2474:調査中

製造所

クハ2473:川崎車輛
デハ2423:川崎車輛
デハ2424:川崎車輛
クハ2474:川崎車輛

竣功日

クハ2473:1961年9月4日
デハ2423:1961年9月4日
デハ2424:1961年9月4日
クハ2474:1961年9月4日

廃車日

クハ2473:1987年10月31日
デハ2423:1987年10月31日
デハ2424:1987年10月31日
クハ2474:1987年10月31日

2473Fの写真

20250705_04
写真提供:小田急指令掛川