東京メトロの千代田線と接続し、同一ホームでの乗り換えが可能な小田急の代々木上原駅。
実際にラッシュ時を中心に乗り換える利用者も多く、代々木上原駅を境に小田急の混雑度は大きく変わります。

20200118_01

そんな代々木上原駅ですが、近年は乗降人員が新宿駅に次ぐ2位となり、利用者の増加傾向が続いています。

乗降人員が2位となった代々木上原駅

小田急の1日平均駅別乗降人員は、1位が新宿駅、2位が町田駅、3位が代々木上原駅という状況が長く続きました。
2位に入っていた町田駅の存在は、小田急が起点の新宿駅から離れても混んでいるという点において、象徴的な順位だったともいえそうです。

その順位に変化があったのは、コロナ禍が終わった2023年度のことでした。
久々に2位と3位の駅が入れ替わり、前者が代々木上原駅、後者が町田駅となったのです。

1年後の2024年度においても、代々木上原駅が2位という状況は変わっていません。
2023年度の差は僅かに2,539人でしたが、2024年度は10,447人に拡大しており、短期的な視点では順位が戻る可能性は低くなったといえるでしょう。

代々木上原駅の乗降人員はなぜ増加しているのか

町田駅を抜き、乗降人員で2位となった代々木上原駅ですが、2000年代から増加傾向となっています。
コロナ禍を経た減少はありましたが、2004年が175,404人、2014年が243,222人、2024年が269,075人で、右肩上がりで増えている状況です。

乗降人員が増えているとはいっても、代々木上原駅周辺が劇的に変化したのかといえば、これだけの増加に繋がるような要素は見つかりません。
つまり、千代田線に流れる利用者が多くなった可能性が高く、実際に乗降人員の増加ペースも揃っています。

代々木上原寄りの駅においては、副都心線の開業により乗り換え需要が生まれたことや、東京ミッドタウン等のような大規模施設が造られており、関係する駅の利用者が増えていました。
沿線には再開発が行われたエリアもあるため、千代田線の利用者が増えるのは当然のことなのでしょう。

同じように京王との乗り換え駅となっている下北沢駅は、2004年度と同水準の乗降人員となっています。
小田急の地下化や、副都心線が開業した影響を受けているものと思われますが、代々木上原駅とは対照的な結果です。
ダイヤ上においても、近年は千代田線への直通列車が増加したことから、人が流れやすくなった面もあるのでしょう。

おわりに

増加のペースは衰える気配がなく、しばらくは3位以降との差が開いていきそうな代々木上原駅。
一方で、新宿駅は停滞している状況となっていることから、そのうちダイヤにも何らかの変化があるかもしれませんね。