駅の手前で東海道線の上を通り、やや急なカーブを描きつつ藤沢駅に到着する小田急。
スピードを落としつつ、鉄橋を渡る音が聞こえてくると、藤沢に着くと意識する方も多いのではないでしょうか。

5本もの線路を超えるため、東海道線を跨ぐ橋は規模が大きくなっていますが、名称や構造はどういったものなのでしょうか。

東海道線を跨ぐ大きな橋

藤沢駅の小田急に関する風景といえば、スイッチバックを行う駅の構造に加え、東海道線を跨ぐ大きな橋も印象に残るものの一つです。
昔から写真やビデオにも登場する機会が多く、下を通る東海道線の車両とのコラボも見られます。

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東海道線に並行する道路から、小田急の跨線橋を見ることができます。
以前は柵が低かったものの、現在は高いものに交換されてしまい、少々見にくくなってしまいました。

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跨線橋の下には、東海道線の一本松踏切があり、小田急と交差するような角度となっています。
反対側から跨線橋を見るとこのようになっており、見た目の印象が少し変化しました。

東海道線を斜めに跨いでいる影響で、跨線橋は上から見ると平行四辺形となっています。
そのような形態から、見る角度によって少し印象が変わるようで、なかなか面白い構造物です。

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跨線橋の下に踏切があるため、このように見上げることも可能となっています。
上を小田急の電車が通過する場合もありますが、夏場は冷房から排水が出るため、喜んで見上げていたらしっかりと浴びてしまいました。

跨線橋の名称や構造

藤沢付近の線形は、開業時から基本的には変わっていません。
開業時から架け替えは行われておらず、航空写真でも戦中から同じ跨線橋が使われていることが確認できます。

あまり知られてはいないようですが、この跨線橋は「東海道線跨線橋」というのが正式名称です。
長さは47.9m、スパン長は46.9m、径間は45.1mで、2両の車両が収まる程度の規模となっています。

橋の構造はトラスとなっており、三角形が組み合わせられていることが見た目からも分かります。
使用開始から既に100年近くが経とうとしていますが、数年前に塗り替えが行われているため、まだまだ使用されると考えて間違いないでしょう。

東海道線跨線橋は、そのまま東海道線と並行する道路も跨いでいるように見えますが、実際には別の橋が架かっています。
元々は道路が狭かったようなので、こちらは架け替えが行われているものとみられますが、資料がなく断定はできません。
名称も別にあるはずですが、見てくるのを完全に忘れたため、機会があれば確認してみたいと思います。

おわりに

小田急が東海道線の上を跨ぎ、昔から変わらない風景を演出する東海道線跨線橋。
歴史が長い跨線橋ですが、車両は昔から低速で通過しており、老朽化もその分抑えられそうなので、まだまだ活躍するシーンを見ることができそうですね。