一般列車としては、小田急で最上位の種別となっている快速急行。
新宿駅から相模大野駅間では1時間に6本、そこから先は小田原線と江ノ島線に3本ずつとなり、遠距離利用者の強い味方となっています。

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速く走るイメージが強い快速急行ですが、区間によって表定速度には差が生じています。
直線区間が多く、スピードを出している印象が強い江ノ島線の快速急行について、最も速く走る区間はどこなのか、日中の一般的な所要時間で確認してみることにしましょう。

区間ごとの表定速度

急行等と比較して、快調に飛ばすイメージが強い快速急行ですが、区間によって表定速度は異なります。
先行列車や駅間距離が主に関係しますが、どれぐらいの差があるのでしょうか。

早速ですが、江ノ島線を走る快速急行について、停車駅間ごとの表定速度を確認してみましょう。
向ヶ丘遊園駅から緩行線と急行線に分かれることから、日中の上りで一般的な所要時間の列車をピックアップしました。

以下は各停車駅間の表定速度で、出発時刻と停車時刻を基準とし、小数点以下は四捨五入しています。

藤沢~湘南台:78km/h
湘南台~大和:64km/h
大和~中央林間:69km/h
中央林間~相模大野:45km/h
相模大野~町田:45km/h
町田~新百合ヶ丘:80km/h
新百合ヶ丘~登戸:63km/h
登戸~下北沢:69km/h
下北沢~代々木上原:42km/h
代々木上原~新宿:42km/h

時刻表は秒が省略されているため、本来の数値とは多少異なると思われますが、このような結果となりました。
乗っている時の印象と近い結果になりましたが、意外にも町田駅から新百合ヶ丘駅間が最も速いようです。

区間を広げた場合の表定速度

停車駅間の結果を見た場合、加減速にかかる時間の割合が多い分、距離が短いほど表定速度は遅くなります。
そこで、全体の傾向を見るために、区間を広げた場合の結果も見てみたいと思います。

先ほどと同じ基準で区間を広げた場合、表定速度は以下のとおりとなります。

藤沢~大和:72km/h
大和~相模大野:57km/h
相模大野~新百合ヶ丘:72km/h
新百合ヶ丘~下北沢:66km/h
下北沢~新宿:42km/h

なんとなく傾向が見えてきて、体感とも一致するのではないでしょうか。
相模大野駅の手前で遅いと感じたり、新宿駅が近付くと前に詰まったりと、それを示すような結果となりました。

最後に、江ノ島線区間内と、小田原線区間内についても比較してみます。

藤沢~相模大野:63km/h
相模大野~新宿:54km/h

やはり江ノ島線内は速い、それが分かる結果となりました。
下り列車には違いがあるかもしれないので、機会があれば確認してみたいと思います。

おわりに

混みやすいという課題はあるものの、速達性が高く小田急の利便性向上に寄与している快速急行。
江ノ島線内のほうが全体的に速く走るものの、最速区間は小田原線内にあるのは意外な結果でした。