6両と8両の編成が造られ、後に中間車だけを追加で増備することで、12編成が10両化された小田急の3000形。
元が6両の編成は3090番台、8両の編成は3080番台とされ、後者は編成内での製造時期に大きな差が生まれることとなりました。

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8両編成からは、最終的に7本が10両化されましたが、編成順には登場しませんでした。
どのような順番で10両化されたのか、改めて振り返ってみたいと思います。

10両化時の竣功日

15本が造られた8両編成は、小田原寄りに新造の中間車を2両追加し、7本が10両固定編成化されました。
増結は2017年度から始まり、2019年度中に7本が揃ったところで終わっています。

車両メーカーで製造された中間車は、3回に分けて小田急に運ばれました。
2017年9月に3081Fの分、2018年11月に3082Fと3083Fの分、2019年8月に3084F以降の分が一気に輸送されています。

小田急に到着した中間車は、順次8両の各編成に組み込まれ、10両編成として運用に復帰していきました。
10両化後の各編成を竣功日順で並べると、以下のとおりとなります。

3081F:2017年11月30日
3082F:2018年12月25日
3083F:2019年2月19日
3086F:2019年9月18日
3087F:2019年10月26日
3084F:2019年12月17日
3085F:2020年2月12日

2017年度と2018年度は編成順で竣功していますが、一気に4編成が10両化された2019年度については、後半の編成からだったことが分かります。
最後に竣功したのは3085Fとなっており、中間車だけの状態で海老名検車区内に留置されていたのを思い出します。

各編成が営業運転に復帰した日

竣功日は分かりましたが、その後各編成が営業運転に復帰した日はいつだったのでしょうか。
順番が変わることはないと思いますが、念のため確認してみたいと思います。

各編成が営業運転に復帰した日は、以下のとおりです。

3081F:2017年12月13日
3082F:2019年1月11日
3083F:2019年2月28日
3086F:2019年9月29日
3087F:2019年11月8日
3084F:2019年12月27日
3085F:2020年2月24日

竣功順と変わらない結果で、2019年度内に全編成が出揃っています。
年末年始を挟んだ3082Fを除き、竣功から10日程度で復帰していたことも、この結果から分かりますね。

おわりに

3080番台の最終編成が走り始めてから、早くも5年以上が経っています。
振り返ってみると、どのような動きだったかを完全に忘れており、それなりの時間が経過していることを実感しました。