ホームドアの設置に向けて、ホーム側の準備工事が進められている小田急の向ヶ丘遊園駅。
過去に延長を重ねてきた経緯があるため、ホームには複数の構造が混在しており、それぞれに合わせた準備が必要となっています。

現在は盛土式の部分で工事が進んでいますが、最新の状況はどうなっているのでしょうか。

盛土式部分の工事状況

昔から使われているホームに多い盛土式は、ホームドアの設置という面において、比較的ハードルが高い構造です。
ホームドアの設置を想定していないホームにおいては、筐体を設置するための基礎が必要ですが、盛土式は中を空洞にする必要があるため、とにかく手間がかかります。

小田急でホームドアの設置が進まなかった理由の一つには、このような盛土式のホームが多いという点があるとみられますが、技術開発が進んだことで、以前よりは進めやすくなっているようです。



現在は下りホームの小田原方で工事が盛んですが、以前確認した時よりも進展したようなので、状況を確認してきました。

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他の駅でも見られるように、線路側のブロック部分がさらに削られています。
ホームドアを盛土式のホームに設置するのが大変なことは、工事中の様子を見るだけでも伝わってきます。

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向ヶ丘遊園駅の場合は、ホームドアの荷重を元からあるブロックでも支える方式で、鋼材が載せられているのが分かります。
見てくれは悪くなりますが、コストダウンや工期の短縮が可能となるため、多くの駅で採用されることになりそうです。

おわりに

昔ながらの雰囲気を残す向ヶ丘遊園駅においても、ホームドアの設置に向けた準備がどんどん進んでいきます。
古レールを多用したレトロな駅ですが、ホームドアの設置後は雰囲気も大きく変化することでしょう。