複々線が完成した効果もあってか、小田急の支線に直通運転を行う列車は、昔に比べてかなり多くなりました。
それだけ新宿寄りの区間を走る優等列車が増えたともいえますが、沿線に居住する利用者にとっては、乗り換えが不要になるメリットが生まれています。

20210919_01

小田急には江ノ島線と多摩線という二つの支線がありますが、それぞれに直通する列車は1日にどれぐらい設定されているのでしょうか。
特急を除いた平日の下り列車での設定状況を確認し、現状をまとめてみたいと思います。

江ノ島線に直通運転を行う列車の本数

かつては急行の後ろに繋がれ、相模大野駅で分割して直通運転が行われた江ノ島線ですが、現在の主流は快速急行となりました。
快速急行が登場した頃には、30分に1本程度の割合で設定されていましたが、現在は20分に1本程度へと拡大されています。

小田原線から江ノ島線への直通列車自体も、多くは快速急行となっていますが、一部に各駅停車等の設定もあります。
1日の設定本数は57本で、一部の時間帯を除いて少し待てば乗ることが可能です。

57本とはいっても、これには町田駅始発の列車が含まれています。
折り返しの都合等で設定されているわけですが、直通運転のメリットが薄い列車としてこれを除くと、1日の設定本数は46本となりました。

多摩線に直通運転を行う列車の本数

小田急で最も新しい路線である多摩線ですが、かつては線内折り返しを基本としていました。
多摩急行が登場した頃から直通運転が増加し、今日に至るまで増加を続けています。

小田原線から多摩線への直通列車については、1日に72本の設定となっていました。
多くは急行での運転ですが、一部に快速急行等での設定があります。

江ノ島線よりも多くなっている背景には、唐木田に車庫が設けられているといった事情や、東京メトロの千代田線との直通列車を活用し、線内折り返しを削減したことが関係しています。
新宿駅から新百合ヶ丘駅間の運行本数を確保しつつ、多摩線の運用を効率化する要素が強いダイヤ設定となりました。

おわりに

新百合ヶ丘駅と相模大野駅を合わせて、3方向に列車を分岐させていく小田急。
乗る列車を選べば便利ですが、タイミングが悪いと後続の同じ列車になることもあり、一長一短はあるといえそうです。