従来の車両とは設計方針を大きく変更し、2002年に営業運転を開始した小田急3000形。
小田急3000形全編成ガイドでは、各編成ごとの特徴やデータをまとめています。

3270Fの概要

2004年度の終わりに竣功した編成で、製造区分上は5次車にあたります。
5次車の6両編成は3269Fからとなりますが、3270Fと竣功日は4日の違いしかありません。

液晶画面が全てのドア上に配置され、3000形のスタンダードを確立したグループとなっており、二段式の電気連結器も採用されました。
2016年に液晶画面は17インチのワイドタイプに交換され、ドアチャイムの音色も変化しています。

2025年度にリニューアルが行われ、老朽化した機器の交換や、車内の簡易的な修繕が行われました。
リニューアルではドアの交換が実施されており、外されたドアの一部は他編成に流用されるものと思われます。

リニューアルで併結に関係する装備を外したため、単独運用専用の6両編成となりました。
現在は小田原線の町田以西や支線を中心に活躍しています。

編成表

クハ3270-デハ3220-デハ3320-サハ3370-デハ3420-クハ3470
※左側が新宿方

製造区分

クハ3270:5次車
デハ3220:5次車
デハ3320:5次車
サハ3370:5次車
デハ3420:5次車
クハ3470:5次車

製造所

クハ3270:川崎重工業
デハ3220:川崎重工業
デハ3320:川崎重工業
サハ3370:川崎重工業
デハ3420:川崎重工業
クハ3470:川崎重工業

竣功日

クハ3270:2005年3月30日
デハ3220:2005年3月30日
デハ3320:2005年3月30日
サハ3370:2005年3月30日
デハ3420:2005年3月30日
クハ3470:2005年3月30日

車体修理竣功日

クハ3270:調査中
デハ3220:調査中
デハ3320:調査中
サハ3370:調査中
デハ3420:調査中
クハ3470:調査中

3270Fの写真

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