津久井道と並行し、印象的な風景の中を走る小田急の百合ヶ丘駅から新百合ヶ丘駅間。
多摩線の開業に合わせて新百合ヶ丘駅が設置され、合わせて柿生駅にかけての区間はルートが変更されていますが、百合ヶ丘駅付近は以前と変わらない場所を走っています。

区間内には踏切が存在せず、万福寺4丁目交差点付近には線路を跨ぐ古い跨線橋がありますが、ここで新しい歩道橋の建設が始まっています。

建設が始まった悲願の歩道橋

世田谷町田線(通称は津久井道)の万福寺4丁目交差点付近といえば、小田急の電車を撮影する方にとってはおなじみの場所ではないでしょうか。
新百合ヶ丘駅を出発した車両を撮影可能な場所で、頻繁にカメラを持った方を見かけます。

撮影場所のすぐそばには、小田急を跨ぐ跨線橋が設けられており、下り線側との行き来が可能です。
比較的古い跨線橋のようで、バリアフリーに対応した造りではなく、幅もかなり狭いものとなっています。

跨線橋から近い万福寺4丁目交差点では、過去に小学生が被害者となる交通事故がありました。
上り線側にはマンション等が建っており、跨線橋は小学校への通学路となっていますが、交通量が多い世田谷町田線を渡る必要があります。
以前から道路を跨ぐ歩道橋の設置が要望されていましたが、小田急との調整も行われた結果、ついに建設が始まることとなりました。

現在使われている跨線橋は、古く幅が狭いこともあってか活用されず、新百合ヶ丘駅側に新しいものが造られる計画です。
それが道路を跨ぐ歩道橋と繋がり、バリアフリーにも対応した幅の広いものとなります。

現地はどんな様子なのか

建設工事が始まったとのことなので、現地の様子を見てみることにしました。
いつもはカメラを持って訪ねる場所ですが、歩道橋の建設工事を見に行くことになるなんて、小田急を追いかける趣味をこじらせるとこんなことになるようです。

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イメージが描かれた看板の後ろを、東京メトロの16000系が通過していきました。
休工中と書かれていますが、様子を見るには都合がよいので気にしないことにします。

歩道橋はそのまま線路を跨ぐものとなり、小田急と世田谷町田線に対して立体的な移動が可能となります。
世田谷町田線の横断歩道や歩行者用の信号機は描かれておらず、歩道橋の完成後には廃止されるのでしょうか。

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交差点付近から、現在の跨線橋を眺めてみます。
手前側の法面で工事が行われており、その部分に新しい橋が架かることになるようです。

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歩道から跨線橋の階段付近を見た写真ですが、このようにかなり狭いものとなっています。
人がすれ違うことはできますが、柵の高さも加わって圧迫感があり、通りやすいとはいえないものです。

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仮囲いの中を覗くと、既に支柱を建てる準備らしき工事が行われていました。
外された柵等が置かれており、いかにも工事現場といった様子です。

帰宅後に記事を書こうと調べたところ、構造計算に誤りがあったとのことで、工事を一時中断している状況でした。
設計の見直し後に工事を再開するそうで、2026年11月を予定していた利用開始時期は、数ヶ月ほど遅れる見込みとなっています。
ミスは完全に防げないものであり、本格的な建設が始まる前に発覚してよかったようにさえ思いますが、この先はトラブル等がないことを願うばかりです。

おわりに

悲願の歩道橋の建設が始まり、完成後は移動がしやすくなると見込まれます。
現時点の予測ではありますが、歩道橋からも小田急の撮影が可能になるような気がしており、そんな面でも完成が楽しみです。