JRグループに合わせ、2026年3月14日にダイヤ改正を行う小田急。
比較的話題が多かった2025年とは異なり、全体的に小規模なダイヤ改正となっており、ロマンスカーに関係する増発を主体としたものになっています。

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近年の中では、かなり話題が少ないダイヤ改正で、発表内容はやや強引にまとめているように感じる部分もありますが、どんなことが読み取れるのでしょうか。

ロマンスカーの増発に偏るダイヤ改正

比較的話題が多かった2025年と比較して、2026年のダイヤ改正は小規模なものとなりました。
小規模となるケース自体は珍しくないものの、近年は停車駅の変更等も頻繁にあったため、久々に修正に近いレベルになったように思います。

近年の傾向としては、コロナ禍を経て変化した需要に合わせて、輸送力を適正化していく面が強く見られていました。
停車駅の変更もその要素が強く、過剰となってしまった輸送力を削減しつつ、利便性は極力損なわないようにする、その裏返しだったように感じています。

今回のダイヤ改正は、ロマンスカーの増発がベースとなっており、輸送力の適正化は一段落したことを意味しているのでしょう。
大きなトピックスがないためか、ニュースリリースのまとめ方も苦労したように感じる内容で、ロマンスカーの増発等が細かく書かれています。

平日については、えのしま1号とさがみ93号が下りに新設されます。
増発といっても、現行ダイヤでは回送の列車を旅客化するもので、前者は臨時列車として度々運行されていましたが、それを定期化するようです。
8分の差で新宿駅を発車することから、営業列車が地上ホームで並ぶことになるのでしょう。

土休日の増発分については、さがみ50号とはこね61号となりますが、これは足柄駅にある留置線で日中に休む編成を活用するものと思われます。
箱根湯本駅に到着後、足柄まで回送して留置、その後箱根湯本駅まで現在は戻っていますが、これを新宿駅までの往復列車として運行するようです。

これらの増発分については、車両の有効活用という範囲であることが特徴といえます。
新型ロマンスカーの登場を控える中、現状で可能なことを行ったといえそうです。

気になるクヤ31形の去就

増発以外では、遅い時間のホームウェイ号で新百合ヶ丘駅を停車駅に追加しつつ、ほぼ所要時間は変えないというものがあります。
乗車率が下がる時間帯において、停車駅追加による需要拡大を狙っているのかもしれません。

その他には、運行区間の延長や、新宿駅から小田原駅間を59分で走る列車の復活等があります。
特急列車以外にも変更はあるのでしょうが、目立つようなものはないのでしょう。

さて、このように話題が少なめのダイヤ改正ではありますが、一つ忘れてはいけない要素が隠れていました。
それは12時40分に新宿駅を発車する特急が設定されたことであり、クヤ31形の去就に影響を与える可能性があります。

新たに設定される土休日の特急は、クヤ31形を走らせているタイミングと重なります。
時間を変えるのか、それとも5063Fに役目を譲って引退となるのか、気になる変更点が隠れていました。

おわりに

小規模ながら、クヤ31形に関係する重要な要素が隠れていた2026年のダイヤ改正。
8000形の廃車も続くことが想定され、牽引車として活躍する編成についても、残さなくてもよい状況が生まれるのかもしれません。