液晶画面等が設置された車両が増加し、近年は目にする機会が少なくなってきたと感じるドア上の広告枠。
小田急でも昔は当たり前のように設けられていましたが、いつの間にか一部の車両にだけ残るアイテムとなりつつあります。

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最近は何も掲示されていないことが定常化した広告枠ですが、役目を終えてしまったのでしょうか。

使われなくなっているドア上の広告枠

通勤型車両のドア上は、乗客向けの案内装置が設置される場所となっています。
以前はLEDスクロール式が基本でしたが、現在は液晶画面が主役になりつつあるといってもよさそうです。

多くの乗客の視線が集まることもあってか、以前は広告を掲示する定番の場所で、ステンレス製の枠が設置されていました。
小田急においては、ここに路線図を掲示していた時期もありましたが、やがて広告や広報の枠として使われるようになります。

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そんな広告枠ですが、いつの間にか何も掲示されない状態が続いています。
比較的最近だと、自社の広報用として使われていたように思いますが、気付けば何もないことが普通になっていました。

完全に使われなくなったのか、それとも掲示するものがないのか、そのあたりはよく分からないところではありますが、枠がある車両自体が減少していることは事実です。
近年は車両の置き換えが進み、減少の一途をたどっていたことから、役目を終えつつあるのかもしれません。

どれぐらいの車両に広告枠があるのか

数が減れば利用価値がなくなるというか、限られた車両にだけ掲示してもとなるため、使われなくなること自体に違和感はありません。
実際のところ、どれぐらいの車両にこのタイプの広告枠は残っているのでしょうか。

以下は小田急に在籍する通勤型車両の両数を形式ごとにまとめたもので、括弧内は広告枠がある両数を示します。

8000形:80両(80両)
1000形:98両
2000形:72両(72両)
3000形:346両(96両)
4000形:160両
5000形:140両

改めてまとめてみると、このような結果となりました。
全896両中の248両に残っていますが、かなり少ない状態となっています。

割合を計算してみたところ、結果は約28%となりました。
4両に1両程度しかない状態となったことで、無理に使う理由がなくなってしまったのかもしれませんね。

おわりに

役目を終えつつあるのかなと感じさせる、ドアの上にあるステンレス製の広告枠。
昔はここにトレインボイスと名付けられた掲示があり、乗る度に楽しく読んでいたことを思い出します。