各駅停車を10両化する際、島式ホーム化によって延長を行った小田急の代々木八幡駅。
小田原方で千代田線は地下へともぐりますが、代々木八幡駅と隣接して代々木公園駅が設けられており、乗り換えることも可能です。

千代田線が代々木公園駅までしか開業していなかった頃は、正式に連絡運輸が行われていた代々木八幡駅ですが、朝のラッシュ時には上りの準急が停車していました。
対象となる列車はそこまで多くありませんでしたが、1日に何本の準急が停車していたのでしょうか。

平日の朝ラッシュ時に行われた準急の停車

千代田線が1972年10月20日に代々木公園駅まで延伸することに合わせ、代々木八幡駅には準急が停車するようになりました。
停車するとはいっても、朝のラッシュ時に上り列車のみという限定的なもので、平日のみの設定でした。

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写真提供:小田急指令掛川

当時の準急は8両編成が最大でしたが、各駅停車しか停まらない駅は、大型車の6両分しかホームがありませんでした。
そこで、上りにのみ8両が停まれるだけのホームを用意し、利用者の便を図ることとなります。

代々木公園駅までの開業後、千代田線が代々木上原駅まで到達するまでには長い期間を要し、代々木八幡駅への準急の停車は1978年3月30日まで続きました。
小田急の立体化や複々線化が絡んでのことでしたが、結果として準急は5年以上も代々木八幡駅に停車することとなります。

1日に停車した準急の本数

朝のラッシュ時限定とはいえ、代々木八幡駅には準急が停車することになりましたが、1日の本数はどれぐらいだったのでしょうか。
停車終了が近付きつつあった、1977年時点のダイヤで確認してみることとしましょう。

以下は代々木八幡駅に停車する準急の一覧で、新宿駅の到着時刻を記載しました。

・8時9分
・8時15分
・8時21分
・8時28分
・8時34分
・8時40分
・8時46分
・8時52分

総数は8本となっており、約6分間隔での停車となっています。
ピークの時間に限られていたことになりますが、朝のラッシュ時以外は準急の本数自体が少なく、各駅停車だけで十分だったということなのでしょうね。



写真を提供いただいた小田急指令掛川様は、数々の貴重な映像も撮影されています。
YouTubeにて公開中ですので、よろしければそちらもご覧下さい。

おわりに

僅かに8本ながら、朝のラッシュ時限定で代々木八幡駅に停車していた準急。
現在は多くの利用者が代々木上原駅で乗り換えていますが、当時の旅客流動は大きく異なっていたのでしょうね。