合計4両が製造され、ベルニナ号の愛称が与えられている小田急箱根の1000形。
冷房化時に2000形の中間車を組み込み、現在は3両編成で活躍しています。

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小田急箱根では、2028年度に新型車両の4000形を導入し、旧型車を置き換えることが予定されています。
その後は1000形が最古参となりますが、引退の危機は迫っているのでしょうか。

登場から45年が経過する1000形

現在は3両が残るのみとなりましたが、かつての箱根登山電車といえば、似た外観を持つ旧型車両で占められていました。
出自の違い等により、モハ1形、モハ2形、モハ3形の3形式に分かれていますが、利用者の目線では同じ車両に見えたことと思います。

そんな中、1981年にデビューしたのが1000形で、洗練されたスタイルは箱根登山電車のイメージを大きく変えることとなりました。
数ヶ月前には小田急で7000形(LSE)がデビューしており、箱根は新時代を迎えつつあったといえます。

塗装を変え、中間に2000形を加え、今日まで活躍を続ける1000形ですが、登場からは約45年が経過しつつあります。
既に同期ともいえるLSEは引退していますが、箱根登山線が特殊な路線であることを踏まえると、そこに差が出てくること自体は当然のことなのでしょう。

引退が迫っているのかを考える

箱根登山電車では、今もモハ1形とモハ2形が活躍しており、104、106号、108号の3両が現役です。
しかし、新型車両の4000形が2028年度に登場予定で、旧型車の3両は置き換えられることが決まっています。

1000形よりも古い車両が走る中で、引退が迫っているのかを考えるのはおかしい気もしますが、今後も安泰なのかという点でいえば、そうでもない気がしています。
なぜかといえば、旧型車両の置き換えに際して、わざわざ新型車両を導入するとう点であり、3両だけで終わらせることには違和感があるためです。

そうはいっても、旧型車両に続いてどんどん置き換えるのかといえば、箱根登山電車にそこまでの体力はないようにも思います。
一方で、3000形と3100形は6年間で8両を導入しており、絶対にないともいえません。

あと5年もすれば、1000形の車齢は50年に到達します。
中間に入る2000形が新しいという問題はありますが、旧型車に続いて置き換えられたとしても、おかしくはないように思うのです。

もう一つの可能性として、中間車だけは2000形に戻すという手も考えられます。
その場合、4000形の2両編成を造り、3000形と繋げられるようにすればよく、導入する両数は減らすことができるでしょう。
4000形の詳細な設計は不明であり、2両で造れるのかは分かりませんが、そんな可能性も否定はできない気がしています。

おわりに

新形式の4000形が造られることになり、1000形は必ずしも安泰とはいえない気がしてきています。
導入されるのは、ステンレスの車体で省エネルギー化を実現可能な車両で、運行コストの削減というメリットもあるだけに、どうなりますでしょうか。