全6編成が造られ、江ノ電の主力形式として活躍している1000形。
新形式の700形によって置き換えが開始される予定で、今後数を減らすことになる見込みです。

現在のところ、置き換え対象は吊り掛け駆動の編成とされていますが、そもそも何本あるのでしょうか。

1000形で吊り掛け駆動の編成

1979年から1987年にかけて増備された1000形は、2両編成が6本の陣容となりました。
断続的に増備されたこともあり、編成ごとに仕様の差が存在し、番台も分かれています。

最も大きな変更となったのは、1500番台とされた2本で、江ノ電としては初めてカルダン駆動を採用しました。
つまり、1000形は4本が吊り掛け駆動で造られ、足回りが同一形式内で大きく異なる結果となります。

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第4編成の1201Fが最後の吊り掛け駆動となり、狭軌の鉄道車両としては、日本で最後の新造車でもあります。
近代的な車体を採用しながら、足回りからはモーターの唸りが聞こえてくるため、そのギャップが面白い車両です。

気になる置き換えのペース

古い車両がカルダン駆動化されていく中、1000形は特に変更されることなく走り続けており、製造時のまま4編成が吊り掛け駆動となっています。
結果的に江ノ電で最後の吊り掛け駆動となっており、全国的にも珍しい存在となりました。

令和という時代において、吊り掛け駆動の車両が残っていること自体が奇跡的でしたが、2025年度に新形式の700形が導入されることに伴い、1000形は置き換えが始まることとなります。
対象は吊り掛け駆動の編成とされているため、少なくとも4編成は順次廃車になると思われます。
2025年度は700形が2本導入されるため、同数の1000形が引退する可能性がありそうです。

今後の注目点としては、残る2本がいつ置き換えられるかですが、2026年度の増備はあるのでしょうか。
増備が何本になるのかも気になるところで、仮に2本だった場合には、あっという間に吊り掛け駆動の編成が消滅する可能性もあります。

1500番台の2本や、300形については今のところ動きはありませんが、将来的な動向はやはり気になります。
集中的に置き換えていくことはないでしょうが、10年ぐらい先を見た場合には、それなりに陣容が変わっているかもしれませんね。

おわりに

現代においても吊り掛け駆動を維持し、重苦しいモーター音が特徴となっている1000形の4本。
700形のデビュー後には半減が見込まれ、一気に絶滅危惧種となってしまいそうです。