駅の放送が全て肉声で行われていた時代は遠い過去となり、現代においては自動放送が基本となっています。
小田急も全駅で自動放送が導入され、聞き慣れたものとなっているのではないでしょうか。

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そんな小田急の自動放送ですが、主要駅では冒頭に「お待たせいたしました」が入っており、おなじみの表現となっていました。
最近になって、この表現が削除されつつありますが、そもそもいつ頃から使われていたのでしょうか。

削除が相次ぐ「お待たせいたしました」という表現

小田急の主要駅では、自動放送の冒頭に「お待たせいたしました」という表現が入っています。
主要駅に限定されてはいますが、当たり前のように日々の生活になじんでいました。

最近になってこの表現に変化があり、削除された駅が散見されるようになっています。
かなりのペースで削除されているようで、全駅から消える日もそう遠くはなさそうです。

「お待たせいたしました」を削除している理由は不明ですが、放送が長くなってしまうことや、なくても支障がないからなのでしょうか。
元々主要駅以外ではなかったこともあり、何らかの理由で統一する方向になったのかもしれません。
接近メロディーが加わった駅では、放送の開始から終了までが長くなりがちであり、削れる部分を削っている可能性もあります。

かなり長い歴史を持つ「お待たせいたしました」

小田急らしさの一つでもあった「お待たせいたしました」ですが、そもそもいつ頃から使われていたのでしょうか。
駅の放送は残っている情報が少なく、その時期を断定することは困難ですが、分かる範囲で調査してみることにしました。

可能な範囲の音源や映像を調査していくと、1980年代の初期にはこの表現が使われており、自動放送で聞けるようになっています。
肉声の接近放送でも、冒頭に付加する場合があったようで、口にしている駅員の方がいたようです。

不明な点としては、どのぐらいの駅で使われていたのかという点で、主要駅の全てではなかった可能性が高いものと思われます。
一方で、肉声でも使われているケースがあることから、昔から小田急で用いていた表現なのかもしれません。

どこまでがマニュアル化されていたのかは不明ですが、1970年代においても聞けた可能性はありそうです。
肉声で用いていたものが自動放送に反映された場合には、かなり昔からだったのかもしれませんね。

おわりに

小田急以外ではあまり使われない「お待たせいたしました」という表現は、このまま消えてしまうのでしょうか。
ホームドアの設置駅も増えてきましたが、それに合わせた表現が導入されるかについても、今後の注目点のように感じています。