2023年12月に現役を引退し、その後は喜多見検車区内に留置されていた小田急の50000形(VSE)。
長く動きがない状態が続いていましたが、ロマンスカーミュージアムでの展示が決定し、着々と準備が進められています。

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2編成が在籍するVSEのうち、展示されるのは50001Fの1両で、残りの9両は解体となってしまいました。
気になるのは50002Fの処遇ですが、小田急からは動態保存を継続するという、謎めいた表現がされています。

3月19日に展示開始となるVSE

引退から2年以上が経過したVSEには、大きな節目が訪れようとしています。
喜多見検車区内に姿を隠し、留置状態が続いていましたが、ロマンスカーミュージアムの目玉として、再デビューを果たすこととなりました。

展示されるのは50001Fの先頭車で、トップナンバーのデハ50001が選ばれました。
先頭車の1両だけではありますが、今後はいつでも見られる車両として、ロマンスカーミュージアムを盛り上げていくことでしょう。

展示が開始されるという嬉しいニュースの裏では、その他の9両が解体されるという悲しい決定もありました。
1編成での美しさに定評があるVSEですが、ロマンスカーミュージアムのスペースは限られており、仕方がないことではあります。

VSEの展示が開始されるのは3月19日で、これはデビューした記念の日にあたります。
木曜日からというのが珍しい選択のようにも思いますが、小田急からの粋な計らいといえそうですね。

動態保存を継続するという謎の表現

50001Fの展示開始と解体という動きがある中、相棒の50002Fは喜多見検車区内での留置が続いています。
車籍は現在も残っているとみられ、休車の扱いになっているようです。

50002Fについては、ニュースメディアの取材に対して、小田急が意味深な回答をしています。
回答のニュアンスはメディアによって多少異なりますが、基本的には本線上を走行可能な状態で動態保存するというもので、何を意味するのか真意を測りかねる表現です。
ニュースリリース内においても、小田急は動態保存をしてきたと記していますが、休車状態であれば解除後に本線の走行が可能なだけに、単純にそれだけの意味かもしれません。

動態保存という表現には期待を抱いてしまいますが、VSEは更新が難しいということが廃車に繋がった経緯があり、そう簡単なことではないともいえます。
一方で、近年は東急の8500系や東武の8000系が動態保存されており、そんな流れに続く可能性も否定はできません。

勝手な期待をしてはみたものの、引退後に設置されたホームドアは現状VSEに対応しておらず、50002Fのほうが状態は悪かったともいわれます。
そんな車両が復活できるのかといえば、東急や東武のように簡単ではなく、願望が先行する夢物語でしかないのかもしれません。
しかし、奇しくも2027年は小田急の開業100周年であり、展示を開始しつつ9両を解体するという流れの中で、1編成は引き続きそのままというのは、あまりにもできすぎていると感じるのは私だけでしょうか。

おわりに

ニュースリリースや各種メディアにおいて、動態保存というワードが散見されるVSE。
単純に車籍が残っているという意味なのか、それとも別の意味を込めているのか、今はただ静かに答え合わせの日を待つしかないのでしょうね。