ケイプアイボリーの車体にロイヤルブルーの帯を巻く、3000形や4000形が勢力を拡大するまでは、小田急といえばこのイメージでした。
現在はステンレスの車体が多くなりましたが、青い帯を巻くという姿は変わっておらず、流れとしては維持されています。

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青い帯を巻く前、小田急のカラーリングは、ダークブルーとオレンジイエローのツートンカラーでした。
旧塗装と呼ばれることが多いこのカラーリングは、どのように採用されて消えていったのでしょうか。

元々は特急色だった旧塗装

2600形が引退時に旧塗装化され、沿線を賑わせることとなりましたが、このカラーリングは元々特急色として採用されたものです。
1949年に1900形を登場させる際、小田急は初の特急用車両として、2扉でセミクロスシートとした1910形を造りました。
初代のロマンスカーといわれる1910形ですが、その際に採用されたのがこのカラーリングということになります。

2000形(1950年に1910形から改番)に続いて登場した1700形についても、旧塗装は継続して採用されました。
この時点では一般車への採用はなく、2000形を格下げした際にも茶色の1色塗りとされています。

一般車への波及と塗装変更

特急用とされていた旧塗装ですが、小田急初の高性能車として登場した2200形において、一般車へと波及します。
その後に登場する車両は、4000形まで旧塗装を標準色として採用し、車両のイメージを変えていきました。

茶色の1色塗りだった従来車についても、順次旧塗装への変更が行われています。
対象は1600形以降の車両で、HB車等と呼ばれた車体が小さなグループには波及していません。

旧塗装が標準色だった期間は意外と短く、5000形の登場に合わせて行われた塗装変更で、ケイプアイボリーにロイヤルブルーの帯を巻いた姿へと変わっていきました。
従来車も1700形以降の車両は塗装が変更され、青い帯を巻くという小田急のスタイルが定着していくこととなります。

おわりに

特急色として採用され、後に一般車へも拡大されたダークブルーとオレンジイエローの旧塗装。
現在も保存車両で見ることができますが、8000形の塗装を変更する等して、100周年の際に走らせたりすると面白そうですね。