全線に70の駅があり、それぞれが個性を持っている小田急の各駅。
長い歴史の中では、周辺の発展等で利用者が増加した駅もあれば、減少傾向になっているケースもあります。

20220205_02

開業から100周年が近付きつつある小田急ですが、その半分となる50年という時間が経過した場合、駅ごとの利用者にはどんな変化が生じているのでしょうか。

平均駅別乗降人員は50年でどう増減したのか

小田急が発表している平均駅別乗降人員は、2024年度の数値が最新版となっています。
2024年度の50年前は1974年度となりますが、幸い手元にデータがあったため、この50年を比較して増減を計算してみました。

1974年度と2024年度の平均乗降人員を比較し、増減を計算した結果は以下のとおりです。

新宿:-46,456人
南新宿:-615人
参宮橋:-2,873人
代々木八幡:-30,623人
代々木上原:+251,375人
東北沢:-5,680人
下北沢:-8,454人
世田谷代田:-842人
梅ヶ丘:+11,293人
豪徳寺:-9,676人
経堂:+16,467人
千歳船橋:+6,385人
祖師ヶ谷大蔵:+11,902人
成城学園前:+12,090人
喜多見:+7,319人
狛江:+14,795人
和泉多摩川:-21人
登戸:+58,306人
向ヶ丘遊園:-2,700人
生田:+14,603人
読売ランド前:+6,792人
百合ヶ丘:-16,100人
新百合ヶ丘:+105,486人
柿生:+11,651人
鶴川:+25,853人
玉川学園前:+10,261人
町田:+103,095人
相模大野:+34,437人
小田急相模原:+3,608人
相武台前:+3,291人
座間:+5,635人
海老名:+85,234人
厚木:+7,934人
本厚木:+52,302人
愛甲石田:+37,962人
伊勢原:+16,475人
鶴巻温泉:+3,966人
東海大学前:+11,479人
秦野:+7,859人
渋沢:+6,209人
新松田:-6,625人
開成:-
栢山:-3,003人
富水:-431人
螢田:+471人
足柄:+1,449人
小田原:-7,939人
東林間:+418人
中央林間:+78,051人
南林間:+63人
鶴間:+10,713人
大和:+36,622人
桜ヶ丘:+4,932人
高座渋谷:+7,757人
長後:-6,296人
湘南台:+70,266人
六会日大前:+10,395人
善行:+5,778人
藤沢本町:+5,756人
藤沢:+61,484人
本鵠沼:+1,967人
鵠沼海岸:+4,199人
片瀬江ノ島:+8,805人
五月台:+8,245人
栗平:+20,403人
黒川:+8,860人
はるひ野:-
小田急永山:+24,255人
小田急多摩センター:-
唐木田:-

1974年度は6月に多摩線が開業しており、関係する駅は大きく増加しています。
多摩線の開業に合わせて新百合ヶ丘駅も設置されていますが、初年度に1万人近い乗降人員となっており、少々意外にも感じました。

増加が顕著だった乗り換えが可能な駅

計算した結果を並べただけでは面白くないため、これを順位にしてみることにしました。
全部を並べる意味はないため、ここではトップ10を紹介したいと思います。

1位:代々木上原
2位:新百合ヶ丘
3位:町田
4位:海老名
5位:中央林間
6位:湘南台
7位:藤沢
8位:登戸
9位:本厚木
10位:愛甲石田

なかなか興味深い結果が出ており、8位までは乗り換えという要素がある駅で占められています。
新百合ヶ丘駅は意味が少々違いますが、他社の路線との乗り換えが可能な駅がほとんどです。

1974年度の段階では、代々木上原駅、中央林間駅、湘南台駅は小田急のみで、他社線の接続により利用者が増大した駅といえます。
登戸駅、町田駅、藤沢駅は当時から乗り換えが可能でしたが、南武線や横浜線も沿線が発展し、人の流れにも変化があったのでしょうね。

おわりに

50年という時間の経過は、駅の利用状況を大きく変化させていました。
小田急が開業して150年となる頃、各駅の利用者にはどんな変化があるのでしょうか。