日中は1時間あたり6本程度が設定され、10分間隔で運行されている近郊区間の各駅停車。
両数は8両か10両となっており、優等列車に追い越されながら走っていきます。

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小田急の各駅停車は、1時間あたり10本を超えるような本数が設定されていたこともありますが、郊外の発展が進む中で優等列車を中心としたダイヤに変わってきました。
現在の6本という本数は、首都圏の他社路線と比べて少ないのでしょうか。

1時間あたり6本が運行される各駅停車

かつての小田急では、各駅停車を中心としたダイヤが組まれ、新宿寄りの近郊区間では高頻度に運行されていました。
現在と同じように、本厚木駅まで走る列車もありましたが、向ヶ丘遊園駅までの列車が多く設定され、新宿に近い区間ほど各駅停車の本数が多いのが特徴でした。

長編成化や郊外の発展が進むと、各駅停車の本数は少しずつ減少し、日中は1時間あたり6本という状態が定着します。
区間準急のような、実質的には各駅停車に近い存在も設定された時期がありますが、それもやがてなくなりました。

停車駅が増えた準急が加わることで、近年は本数が多く確保されていた時期もありますが、千代田線との直通列車が急行に格上げされたことで、再び各駅停車だけの6本体制に戻っています。
両数は8両を中心として10両が混ざって運行されますが、1時間に6本でも混んではいないため、日中の輸送力としては十分なのでしょう。

他社で運行される各駅停車の本数

小田急の6本という本数は、他社と比べて多いのか、それとも少ないのか、関東の大手私鉄がどうなっているのかを調べてみました。
東京メトロは路線の性格が異なるため、今回は除外しています。

関東の大手私鉄において、本線格となる路線に絞った場合、日中の1時間あたりに運行される各駅停車の本数は以下のとおりです。

京王(京王線):10本
京成(本線):6本
京浜急行(本線):6本
相模鉄道(相鉄本線):6本
西武(池袋線):8本
西武(新宿線):6本
東急(東横線):8本
東急(田園都市線):6本
東武(伊勢崎線):6本
東武(東上線):8本

結果はこのようになっており、6本を多数派としつつ、8本もあるという結果でした。
京王の10本が最大の本数ですが、これは新線を含めた数字であり、京王線だけに絞れば6本となります。

西武池袋線や東武東上線は、地下鉄との乗り入れが本数に関係しており、短い区間を走る各駅停車が設定されています。
東急東横線も8本の各駅停車を設定していますが、こちらは比較的長距離を走る列車であり、路線の特徴が表れているといえるでしょう。

小田急の6本という本数は、他社と比べて少ないということはなく、標準的といえそうです。
一方で、直通運転が各駅停車の本数に影響していないのは珍しく、代々木上原駅が新宿方面に折り返せる構造だった場合には、違ったダイヤになっていた可能性があるのではないでしょうか。

おわりに

10分間隔で運行される小田急の各駅停車は、近郊区間の本数として標準的といえます。
小田急の各駅停車は、かなり長い距離を走ることが特徴ですが、ワンマン化を行う際には何か変化があるかもしれませんね。