多種多様な車両が在籍しながらも、近年は運用上の制限がかなり少なくなった小田急。
古くなった車両も最前線で使われることが多くなり、両数や特性で運用範囲が決まるようになっています。

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現在の小田急において、最古参の編成となるのは8000形の8252Fで、1982年度に竣功しました。
各車両が竣功した年度は様々ですが、それらを両数別に集計するとどうなるのか、まとめてみたいと思います。

通勤型車両の年度別竣功両数

6形式が活躍する通勤型車両は、最古参の8000形から最新鋭の5000形まで、916両が在籍しています。
5000形の5066Fまでを含んでの両数ですが、まだ竣功していない可能性があるため、多少の誤差が生じた場合はご容赦下さい。

早速ですが、各編成が竣功した年度について、両数別に集計した結果を見てみたいと思います。
編成内に別年度の車両が混在する場合は、別々にカウントしました。

以下は年度別に竣功した両数を足し上げたもので、括弧内は全体に対する比率を示します。

1982年度:6両(0.66%)
1983年度:10両(1.09%)
1984年度:16両(1.75%)
1985年度:20両(2.18%)
1986年度:20両(2.18%)
1987年度:23両(2.51%)
1988年度:6両(0.66%)
1989年度:27両(2.95%)
1990年度:8両(0.87%)
1991年度:10両(1.09%)
1992年度:32両(3.49%)
1994年度:16両(1.75%)
1998年度:8両(0.87%)
2000年度:40両(4.37%)
2001年度:32両(3.49%)
2002年度:24両(2.62%)
2003年度:60両(6.55%)
2004年度:68両(7.42%)
2005年度:92両(10.04%)
2006年度:44両(4.8%)
2007年度:70両(7.64%)
2009年度:40両(4.37%)
2010年度:28両(3.06%)
2011年度:22両(2.4%)
2012年度:10両(1.09%)
2016年度:10両(1.09%)
2017年度:2両(0.22%)
2018年度:4両(0.44%)
2019年度:18両(1.97%)
2020年度:40両(4.37%)
2021年度:40両(4.37%)
2022年度:30両(3.28%)
2024年度:20両(2.18%)
2025年度:10両(1.09%)
2026年度:10両(1.09%)

通勤型車両は比較的コンスタントに増備されていることや、8000形や1000形の一部が廃車となったため、1980年代から1990年代にかけての車両がかなり散らばって残っています。
8000形が引退すると、ほとんどが1990年代以降の車両となりますが、1000形が追加で廃車とならない限りは、1980年代組もしぶとく残りそうです。

両数については、中間車を増備したといった場合の2両を最少に、2005年度の92両が最大となります。
改めて見ても、2000年代の両数はすさまじいものがあり、置き換えやリニューアルは上手く進める必要がありそうです。

特急型車両の年度別竣功両数

両数は多くありませんが、ロマンスカーについても確認していきましょう。
車籍は残っているものと思われますが、50000形(VSE)を除いた126両で見ていくこととします。

特急型車両の年度別竣功両数や比率については、以下のとおりとなります。

1995年度:20両(15.87%)
1997年度:20両(15.87%)
1999年度:30両(23.81%)
2007年度:16両(12.7%)
2009年度:6両(4.76%)
2011年度:10両(7.94%)
2015年度:10両(7.94%)
2017年度:7両(5.56%)
2018年度:7両(5.56%)

最大勢力の30000形(EXE・EXEα)が残っているため、1990年代がボリュームゾーンとなります。
短期間にまとまって増備されることが多いロマンスカーですが、60000形(MSE)は断続的に増備されたため、意外と時期が散らばっていました。

数年後にEXEの20両が引退しても、1990年代の車両が50両は残りますが、それらをどうしていくのかも気になるところです。
内装等に痛みが出てきているMSEの動向も気がかりで、今後どのように対処していくのでしょうか。

おわりに

特定の時期に増備が集中する等、集計してみると興味深い結果も見えてきました。
3000形のリニューアルに着手したのは、このような時期の偏りを分散させたい意図があるのかもしれませんね。