色や太さには若干の違いがあるものの、1969年以降はブルーの帯を巻くようになった小田急の通勤型車両。
現在はほとんどがステンレスの車体となり、シルバーにブルーの帯を巻くという姿が、小田急における車両のイメージとなりました。

そんな小田急の車両ですが、鉄道に詳しくない方との会話になった際、何度か京浜東北線と間違われるという体験をしてきました。
なぜ間違われやすいのかについて、真面目に考えてみたいと思います。

京浜東北線と間違われる小田急の車両

先日、とある方と会話している最中のことですが、小田急の4000形の写真を見て、京浜東北線ですかと尋ねられる機会がありました。
正解をお伝えすると、小田急自体は知っていた様子で、笑いながら納得していたのが印象的です。

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シルバーの車体にブルーの帯を巻く車両という観点で、確かに全体的なイメージはかなり似ています。
4000形に関していえば、基本設計自体はJR東日本の車両と同一であり、さらに似て見えるのかもしれません。

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小田急と京浜東北線といえば、登場時の3000形が前面に太い帯を配していた頃、やたらと似ていると指摘されていたことを思い出します。
真偽は不明ながら、それを避けるために細い帯への変更が行われたともいわれ、間違われやすいという実態はあるのでしょう。

少々気になることは、3000形で変更するような対応をしておきながら、4000形では再び太い帯に戻ったという点です。
色自体も京浜東北線に近付いており、ますます似てしまったようにも感じますが、5000形では一転して2色帯となりました。

関東でブルーの帯を巻いた車両は、西武や東武でも見ることができますが、最も長い歴史を持つ会社といえば、小田急と考えて間違いないでしょう。
京浜東北線でブルーの帯を巻いた車両が走り始めたのは、1989年に205系が走り始めたタイミングだと思いますが、シルバーの車体という点で見た場合でも、小田急の1000形が少し早く走り始めています。

都心部を走る京浜東北線

京浜東北線を走るのが、ブルーの帯を巻く車両というイメージになったのは、209系が勢力を拡大した頃だと思われます。
それまでは103系がほとんどという状況だったため、車体がブルーの車両というイメージだったことでしょう。

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3000形がデビューした頃、京浜東北線といえば209系でしたが、角ばった車体にブルーの帯を巻くという点で、間違われるのも無理はないように思います。
鉄道に詳しければ、細部の違いですぐに判別が可能ですが、イメージという点では確かによく似ていました。

前提として、両方を知っていて迷う場合において、有名なほうを選ぶという傾向はあるのだと思います。
正解する確率が高くなることに加え、間違えても仕方がないとなるため、無意識にメジャーな京浜東北線と答えることはありそうで、ここにヒントが隠れているようにも感じました。

京浜東北線といえば、根岸線と実質的に一体化したうえで、大宮駅から大船駅までを走る路線として機能しています。
埼玉県から東京都、神奈川県へと至る長い路線で、都心部を縦貫することも特徴です。
運行範囲が広く、多くの人が目にする機会があることに加え、並行路線に対する快速や各駅停車の役割も担うため、認知度は必然的に上がるのではないでしょうか。

こういった特性を踏まえれば、新宿駅から西に向かうだけの路線である小田急は、知名度の点で勝ち目がありません。
小田急はロマンスカーのイメージのほうが強いでしょうし、ブルーの帯という点で京浜東北線と間違われるのは、仕方がないことなのでしょう。

おわりに

真面目に考えるなとお叱りがありそうな記事ですが、やはり間違われやすい条件は揃っているのだと思いました。
ステンレスの車体はイメージの変化を出しにくく、近年は各社が試行錯誤をしている印象ですが、小田急の車両は今後どうなっていくのでしょうね。