代々木上原駅まで全通したことに合わせ、1978年にスタートした小田急と千代田線の相互直通運転。
小田急からは9000形が、営団地下鉄(現在の東京メトロ)からは6000系が乗り入れを担い、準急列車として運行されるようになりました。

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写真提供:小田急指令掛川

複々線化が進んでいく中で、直通列車は今日まで増加してきましたが、開始当初はどのような設定だったのでしょうか。

上り列車の運行時刻

1978年3月31日のダイヤ改正において、念願であった小田急と千代田線の相互直通運転が始まりました。
代々木上原駅まで千代田線が延伸したことに合わせたもので、代々木八幡駅と代々木公園駅での乗り換えも終焉を迎え、新しい時代が始まることとなります。

相互直通運転の開始当初、列車は全て小田急線内を準急として運行しました。
1日の本数はそこまで多くなく、運行されるのも平日のみという限定されたもので、基本的にはラッシュ時を中心とした設定とされています。

開始当初における、上り列車の運行時刻は以下のとおりで、本厚木駅の発車時刻と行先を記載しました。

6時43分:綾瀬(スキップ準急)
6時52分:綾瀬
7時27分:綾瀬
7時41分:綾瀬
7時53分:綾瀬
9時16分:綾瀬
9時37分:我孫子
10時23分:綾瀬
10時50分:我孫子
11時19分:綾瀬
18時6分:我孫子
18時47分:我孫子
20時40分:我孫子
21時3分:我孫子

行先は綾瀬か我孫子のどちらかとなっており、後者は必然的に営団地下鉄の6000系だったことになります。
ほとんどの列車が午前中に設定されており、午後は僅かに4本という少なさでした。

最初に運行される1本のみ、百合ヶ丘、読売ランド前、生田の各駅を通過する特殊な列車が存在し、これはスキップ準急と呼ばれます。
車両は小田急の9000形が使用され、前面にはそれを示す案内が掲出されていました。

下り列車の運行時刻

ここからは、下り列車について引き続き確認してみたいと思います。
下り列車といえば、夕方以降のラッシュ時が思い浮かびますが、どうなっていたのでしょうか。

以下は下り列車の運行時刻をまとめたもので、代々木上原駅の発車時刻と出発駅を記載しました。

7時57分:我孫子
8時14分:我孫子
8時28分:我孫子
8時57分:我孫子
9時30分:我孫子
10時47分:綾瀬
11時47分:綾瀬
15時48分:綾瀬
16時12分:綾瀬
16時23分:綾瀬
16時53分:我孫子
17時29分:我孫子
19時22分:柏
19時43分:柏

上り列車とは異なり、意外と午前中にも設定があったことが分かります。
しかしながら、午後に運行される列車はやはり多く、帰宅時の足として機能していました。

スキップ準急は下り列車に存在せず、比較的シンプルな設定でした。
出発駅が綾瀬となるのは5本だけで、これらが9000形の運用だったということになります。



写真を提供いただいた小田急指令掛川様は、数々の貴重な映像も撮影されています。
YouTubeにて公開中ですので、よろしければそちらもご覧下さい。

おわりに

1日に14往復が設定され、1978年からスタートした小田急と千代田線の直通運転。
小田急は5運用を担当することとなりましたが、9000形には千代田線内を往復する列車が設定され、走行距離の調整が図られていました。