戦後の混乱期に国鉄の63形を割り当てられ、改造を重ねつつ長く活躍した小田急の1800形。
小田急1800形全編成ガイドでは、各編成ごとの特徴やデータをまとめています。

1804Fの概要

大東急時代の1946年11月に入線した編成で、厚木線(現在の相鉄本線)に貸与されて運用を開始しました。
厚木線には6編成が入線しましたが、経営委託が解除されたことから、1947年9月9日に返却されています。

63形そのものだった姿は、戦後の復興が進むのに合わせるかのように改修され、戦時の粗悪な設計は徐々に改善されていきました。
最終的には、切妻のデザインはそのままながら、台枠を流用して全金属製車体に更新されています。

その後も細部の改良を行いつつ、大きな車体を活かして運用され、晩年は1803Fと半固定編成化されました。
この対応により、先頭に出るのは基本的にクハ1854のみとなり、後に方向幕の自動化等が行われています。

1979年に廃車となり、他の編成と同様に秩父鉄道へと譲渡され、800系となりました。
カラーリング以外は小田急時代の姿とほとんど変わらず、約10年ほどの活躍後に廃車となっています。



写真を提供いただいた小田急指令掛川様は、数々の貴重な映像も撮影されています。
YouTubeにて公開中ですので、よろしければそちらもご覧下さい。

編成表

デハ1804-クハ1854
※左側が新宿方

製造所

デハ1804:川崎車輛
クハ1854:日本車輌製造(東京支店)

旧番号(日本国有鉄道)

デハ1804:モハ63098
クハ1854:モハ63319

運用開始日

デハ1804:調査中
クハ1854:調査中

廃車日

デハ1804:1979年7月30日
クハ1854:1979年7月30日

1804Fの写真

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写真提供:小田急指令掛川