2019年度から増備が開始され、現在までに160両が揃った小田急の5000形。
現在は10両編成ばかりが16本の陣容となっていますが、2026年度には8両編成が登場することが明らかとなりました。

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3000形以来、久々に8両編成が造られることになる小田急ですが、これは何を意味しているのでしょうか。

5000形の8両編成が造られる意味

2026年度の鉄道事業設備投資計画において、5000形が26両の増備となることが発表されました。
ニュースリリースには、両数ではなく編成数で書かれており、内訳は10両が1編成、8両が2編成となります。

10両編成については、5066Fが2026年度分と考えられ、5月13日より営業運転を開始しました。
つまり、2026年度に増備される5000形は残り16両で、8両編成が新たに2本加わるものと思われます。
5000形のバリエーションが増えることになりますが、8両編成の登場は様々な意味を持っています。

まず、5000形の増備は今後もしばらくは続く可能性が高まりました。
わざわざ8両編成を追加し、2編成だけで終わらせるとは考えにくく、ある程度の増備が見込まれます。
過去には1000形の1081Fのような事例もありましたが、この時代にそういった扱いにくい存在を生み出すことは考えにくく、まとまった本数になるものとみられます。

8両編成の新造により、10両編成への統一がないことも示されたといえます。
コロナ禍を経ての現状や、他社の動向等も踏まえた場合、私は10両化の推進に懐疑的でしたが、やはり8両への回帰ということになりそうです。
メンテナンスの費用が増大する中では、運用上のメリットだけで車両を増やすことは難しく、持続可能な規模に合わせていくということなのでしょう。

合わせて発表されたワンマン運転についても、関連があるものと思われます。
車両の改造を実施するとされ、これは4000形以外を意味していると考えられますが、新造車である8両編成は、最初から準備済の可能性が高いといえそうです。
つまり、千代田線系統以外でもワンマン運転が行われる可能性が高まり、そこには8両編成が活用されるのではないでしょうか。

気になる置き換え対象

5000形の8両編成が登場することにより、置き換え対象についても気になっています。
保有する車両を極端に増やすことは考えにくいため、当然置き換えに繋がっていくものと思われますが、8両編成が廃車になると断言できるほど単純ではなさそうです。

8両編成といえば、2000形がリニューアルを行っておらず、単純に考えると置き換え候補になります。
しかし、一部のドアを交換するといった簡易的な延命が行われており、すぐに廃車とはならない可能性があるのです。
そうなると、5000形の8両編成で8000形を置き換える可能性が否定できず、その場合は10両の運用を8両に変更するということになります。

もう一つの方向性として、1000形を2本繋いだ8両がなくなることも考えられます。
8両の予備車として、現在は1000形の4両が活用されていますが、これを5000形に置き換えるものです。
この場合は1000形の4両が余剰となりますが、現状で廃車になることは考えにくく、その場合は何らかの活用方法が控えていることになります。

いずれにしても、8000形か2000形の廃車には繋がるのでしょうが、ワンマン化の改造に伴う予備車の位置付けもありえるとは思います。
しかし、その場合は10両で代走をさせるといった対応でよさそうなため、わざわざ8両編成を造るのは違和感があるのも事実です。
8両編成の登場により、既存車両にどういった動きが出てくるのかについても、今後要注目といえるでしょう。

おわりに

5000形のバリエーションが増えることで、どういった番号になるのかも気になります。
過去の事例を踏まえると、5081Fや5551Fがありえますが、3000形に合わせて5651Fとなる可能性もあるかもしれませんね。