鉄道駅バリアフリー料金制度等を活用し、ホームドアの整備を進めている小田急。
以前より2032年度までの整備予定駅が公開されており、新宿寄りにある駅を中心にホームドアが設置された駅が増えてきました。

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そんな中、2026年度の鉄道事業設備投資計画において、整備される予定の駅が増えたことが判明しています。
最新の整備予定駅をまとめつつ、増えた背景についても考えてみたいと思います。

ホームドアの整備予定駅が増加

2022年に発表されたホームドアの整備予定においては、2032年度までに37駅での完了が予定されていました。
内訳は小田原線の新宿から本厚木までの各駅と、江ノ島線の中央林間、大和、藤沢となっています。

整備予定駅については、最近までその情報のままとなっていましたが、2026年度の鉄道事業設備投資計画において、前年までとは異なる内容が記載されていました。
2028年度までに整備される予定の駅に変更はないものの、2032年度までの部分を見てみると、対象が増えている状態となっています。

追加された駅は、小田原線の愛甲石田、伊勢原、江ノ島線の湘南台、多摩線の全駅です。
2032年度までという部分は変わっていないため、2029年度以降は整備のペースがさらに加速する可能性が高いとみられます。
最新の計画で整備が進んだ場合、対象となる駅は47にまで拡大し、一気に10駅も増えることとなりました。

追加された整備予定駅から考えられること

大々的な発表はなく、整備予定の駅が増加しましたが、背景には何が隠れているのでしょうか。
補助金等が関係している面もあるのでしょうが、それだけでもないと思われるため、少し考えてみたいと思います。

まず、小田原線で追加された駅ですが、新宿駅から連続していることがポイントになります。
新宿から本厚木までだったのが、伊勢原までに拡大したことになり、連続する区間が長くなりました。

伊勢原といえば、現在は相模大野にある総合車両所の移転先であり、2032年度に竣功する予定となっています。
つまり、時期と場所が一致していることになり、何らかの関係がある可能性は高いのではないでしょうか。
現在は各駅停車の境界は本厚木駅が基本ですが、これを伊勢原駅までとして、さらにワンマン運転を行うといったあたりが、考えられることのように思いました。

江ノ島線の湘南台駅については、現在整備が予定されている駅に次いで、利用者が多い駅となります。
また、10両分のホームを備えるという点でも、他の駅と共通しているといえるでしょう。
気になることがあるとすれば、江ノ島線は10両が停車する駅に整備予定が限られており、6両しか停まれない駅を意図的に避けているようにも感じますが、考えすぎでしょうか。

多摩線については、整備予定がなかったにもかかわらず、一転して全駅が対象となりました。
利用者が江ノ島線より少ない路線であることを踏まえると、何か理由があると考えるのが自然なように思います。
浮かぶのはやはりワンマン運転の実施であり、千代田線系統との直通運転を行っていることや、線内折り返しの場合には車両を限定しやすいため、それらを見越してのものではないでしょうか。

おわりに

ホームドアの整備予定駅が増加したことには、何らかの背景が隠れているように感じてなりません。
ワンマン運転に関する機運が高まる中、無関係と考えることに無理があるようにも思えるため、今後様々な動きが出てくると考えています。