他社で運賃改定の流れが相次ぐ中、目立った動きがなかった小田急。
これまでは適切な時期での運賃改定を目指すとされていましたが、5月13日に発表された中期経営計画において、引き上げの方針が示されました。

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2026年度以降の設備投資額がかさんでいく中、それと合わせた動きとなるようです。

2028年の運賃改定を検討中

従来は目指すとされていた表現が、最新の中期計画で認可申請に向けた検討を進めるとされました。
報道等によれば、2028年の引き上げが検討されているとのことで、約2年後というところでしょうか。

インフレが進み、設備を維持するコストも上昇する中、運賃改定は時間の問題という状況でした。
認可制である鉄道の運賃は、総括原価方式を用いて決まりますが、2024年に算定方法が見直されるといった動きもあり、引き上げは既定路線だった面もあります。

小田急においては、開業からの100周年が近付く中、老朽化した設備の更新も課題となっています。
大地震等への備えも待ったなしの状況で、インフラの維持という面で、利用者も引き上げを受け入れる必要があるように思いました。

運営体制の構築についても、中期経営計画では触れられています。
大きいところでは、総合車両所の移転やワンマン運転が控えており、様々な面で将来への対応が始まりました。
車掌という役割が減っていくのは寂しいものの、要員不足という課題に直面する中、この動きはもう止まらないのでしょう。

特急料金にも見直しの可能性

多くは語られていませんが、中期経営計画では特急料金の見直しという表現も見られます。
観光拠点間の移動需要を最大化するという目線で、付加価値の向上によって単価を引き上げるようです。

このような表現から見えてくるのは、やはり2028年度に就役予定の新型ロマンスカーとの関連です。
既に発表されているとおり、新型車両では複数の座席種別が設けられます。
座席によっては、追加料金が必要になるといった設定になるのかもしれません。

前面展望席の扱いについても気になる部分で、ここに追加料金を設定するようなことはあるのでしょうか。
ロマンスカーの歴史において、通常の座席以上の圧倒的な付加価値がありながら、料金に差は設けられていませんでした。
しかし、分かりやすく特別料金を設定できる座席であり、そこに踏み込むようなことがあれば、それは歴史的なこととなります。

おわりに

これからの数年間で、料金に関する様々な動きがありそうな小田急。
引き上げの幅がどの程度になるのか等、気になることは沢山ありますが、より使いやすい路線に進化していくことを願うばかりです。