かつては多くの列車が途中駅での分割併合を行い、線内で両数を増減させつつ運行されていた小田急の急行。
相模大野駅を境にして、急行が4両や6両になるのは、小田急のお家芸ともいえる運行形態でした。

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そんな急行の分割併合ですが、過渡期には海老名駅で行う列車が多数設定されていました。
海老名駅での分割併合がどれぐらい行われていたのか、2回に分けて振り返りたいと思います。

下り列車における海老名駅での分割

小田急における分割併合は、相模大野駅を中心に行われていました。
準急以上の種別では、新宿駅から本厚木駅間で10両編成での運転が可能だったものの、江ノ島線の列車との絡みもあり、このような運行形態とせざるを得ませんでした。

その状況に変化があったのは、1993年3月20日に行われたダイヤ改正で、急行の増発に合わせて海老名駅で分割併合が盛んに行われるようになります。
10両編成での運行区間が拡大されたことで、相模大野駅から海老名駅までは、一部の列車で輸送力増強が図られました。

早速ですが、ここからは1993年のダイヤ改正時において、実際にどれぐらいの設定があったのかを見ていきたいと思います。
以下は平日の下り列車において、海老名駅で分割を行った急行の発車時刻で、合わせて行先を記載しました。

7時4分:小田原
7時50分:箱根湯本
8時20分:箱根湯本
8時44分:箱根湯本
8時53分:小田原
9時41分:小田原
10時49分:箱根湯本
11時19分:箱根湯本
11時49分:箱根湯本
12時49分:箱根湯本
13時48分:箱根湯本
14時48分:箱根湯本
15時18分:箱根湯本
15時48分:箱根湯本
16時18分:箱根湯本
17時:小田原
17時18分:箱根湯本
17時30分:小田原
17時51分:箱根湯本
18時54分:小田原
19時25分:小田原
19時55分:小田原
20時25分:小田原
22時5分:小田原
22時19分:小田原
23時55分:小田原(相模大野からは各駅停車)

日中はパターン化されますが、一部には変則的な列車も存在しました。
箱根湯本行きで分割されるケースが多かったものの、夜はほとんどが小田原行きとなっています。

面白い列車としては、最後に分割を行っていた急行の小田原行きがあり、相模大野駅で各駅停車に種別を変えつつ、海老名駅で4両を切り離していました。
海老名駅での分割では、後ろの4両編成が運行を継続する列車は存在せず、全て回送となっています。

上り列車における海老名駅での併合

ここからは上り列車の併合を見ていきたいと思います。
基本的には下り列車と同じ傾向になりそうですが、どういった設定だったのでしょうか。

以下は平日の上り列車において、海老名駅で併合を行った急行の発車時刻で、列車としての始発駅を記載しました。

6時39分:小田原
6時50分:小田原
7時2分:小田原
8時6分:小田原
8時23分:小田原
8時39分:小田原(準急)
8時57分:小田原
9時39分:箱根湯本
10時48分:小田原
11時18分:小田原
11時48分:小田原
12時18分:小田原
13時17分:小田原
13時48分:小田原
14時48分:小田原
15時18分:小田原
15時48分:小田原
16時49分:小田原
17時35分:箱根湯本
17時50分:小田原
18時19分:小田原
18時35分:箱根湯本
20時3分:箱根湯本

なかなか面白い結果となっており、始発駅が小田原駅の列車が多数派だったことが分かります。
つまり、下り列車で切り離した編成と、上り列車で繋げる編成は異なっており、1日を通して編成のペアは変わり続けていました。

朝に1本だけ準急が設定されていたことも、なかなか興味深いといえます。
全線を10両で走れなかった時代は、分割併合が重要な役割を果たしていたことが分かりますね。

おわりに

平日においては、30分に1本程度の割合で海老名駅での分割併合が行われていました。
次回は土休日について確認しますが、平日との違いはあるのでしょうか。