現在は快速急行が優等列車の主力である小田急ですが、昔はその役目を急行が担っていました。
全線を10両編成が走れない時代には、途中駅で分割併合を行う列車が多く、その中心地は相模大野駅でした。

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相模大野駅に比べれば、そう長い期間ではありませんでしたが、過渡期には海老名駅で分割併合を行う列車が多いという時期もありました。
前回の平日編に続き、今回は土休日編として、海老名駅での分割併合がどれぐらい行われていたのかを振り返りたいと思います。

下り列車における海老名駅での分割

小田急の急行にとって、大きな変化があった1993年3月20日のダイヤ改正では、海老名駅での分割併合が多く設定されるようになりました。
分割併合といえば相模大野駅という時代が長かったものの、このタイミングからは列車によって駅が異なるようになります。

前回の平日編に続き、ここからは1993年のダイヤ改正時において、実際にどれぐらいの設定があったのかを見ていきたいと思います。
以下は土休日の下り列車において、海老名駅で分割を行った急行の発車時刻で、合わせて行先を記載しました。

7時48分:箱根湯本
8時49分:箱根湯本
11時18分:箱根湯本
11時49分:箱根湯本
12時18分:箱根湯本
12時48分:箱根湯本
13時19分:箱根湯本
13時48分:箱根湯本
14時18分:箱根湯本
14時48分:箱根湯本
15時49分:箱根湯本
16時18分:箱根湯本
17時19分:箱根湯本
22時38分:小田原
23時55分:小田原(相模大野からは各駅停車)

多くの列車が箱根湯本行きで、小田原行きは僅かに夜の2本のみでした。
本数自体も平日に比べると少なくなっていますが、土休日には相模大野駅から4両編成で江ノ島線に向かう急行が多数あり、それがこのような結果に繋がっているものと思われます。

日中がパターン化されている点は平日と同様で、相模大野駅で各駅停車に種別を変えつつ、海老名駅で4両を切り離す列車が夜にあるのも変わりません。
土休日についても、後ろの4両編成が運行を継続する列車は存在せず、全て回送となっています。

上り列車における海老名駅での併合

ここからは上り列車の併合を見ていきたいと思います。
平日と土休日で、下り列車には傾向に違いがありましたが、上り列車はどうなっているのでしょうか。

以下は土休日の上り列車において、海老名駅で併合を行った急行の発車時刻で、列車としての始発駅を記載しました。

6時47分:小田原
7時4分:小田原
7時42分:小田原
8時22分:小田原
8時36分:小田原
9時8分:小田原
10時24分:小田原
10時47分:小田原
11時4分:箱根湯本
11時48分:小田原
12時34分:箱根湯本
13時18分:小田原
13時48分:小田原
14時19分:小田原
14時47分:小田原
15時17分:小田原
15時48分:小田原
16時48分:小田原
17時17分:小田原
17時34分:箱根湯本
19時18分:小田原

始発駅が小田原駅ばかりというのは変わらないものの、上り列車のほうが本数はやや多めとなっていました。
平日には設定されていた準急はなく、全てが急行での運行です。

土休日についても、1日を通して編成のペアが多く変わっていたことが、この結果からも分かります。
一方で、土休日は方面別ではない急行が一部に残る等、過渡期のダイヤであったともいえそうですね。

おわりに

既に遠い過去の記憶となりつつある、海老名駅における急行の分割併合。
2002年には新松田駅に分割併合の中心地が移り、海老名駅での実施は激減することとなります。