日中は全列車が急行で運転されるようになり、一昔前とは様変わりした小田急の多摩線。
かつては線内の折り返し列車が中心でしたが、現在は日中以外にのみ走る列車となりました。

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そんな多摩線の急行ですが、何度か停車駅を変更して今日に至りました。
初登場した際はどんな列車だったのかも含めて、振り返ってみたいと思います。

2000年に登場した多摩線の急行

各駅停車ばかりが走る路線だった多摩線に急行が登場したのは、2000年12月2日のダイヤ改正でした。
このタイミングでは、多摩線直通のホームウェイ号も運行が始まり、支線にも力を入れていく姿勢が見え始めた頃といえます。

急行が走り始めたとはいっても、当初は朝に1本だけの設定でした。
千代田線に直通運転を行う列車となっており、綾瀬行きとして運行されることとなります。
2002年に多摩急行が登場していることから、それを想定した試験的な意味もあったのかもしれません。

唐木田駅の発車時刻は、平日が8時36分、土休日が9時27分で、上り列車のみの設定です。
運行開始当初の停車駅は、唐木田、小田急多摩センター、小田急永山で、その後は新百合ヶ丘までノンストップでした。

早々に追加された停車駅

こうして走り始めた多摩線の急行ですが、1年と少しが経過した2002年3月23日のダイヤ改正で、多摩急行が設定されました。
各駅停車ばかりだった多摩線は、一気に優等列車が多く走る路線となり、雰囲気は様変わりすることとなります。

多摩急行の多摩線内の停車駅は、基本的に急行を踏襲したものでしたが、新たに栗平駅が加えられました。
この時点では急行の停車駅はそのままで、差分がある状態でスタートしたことになります。

急行が栗平駅を通過する状態は長く続かず、2003年3月29日のダイヤ改正において停車駅に加えられました。
この段階で、多摩線内における急行と多摩急行の停車駅は揃えられ、分かりやすくなっています。

その後は停車駅が変化しない状況が続きましたが、2020年3月14日のダイヤ改正において、新百合ヶ丘駅で種別を各駅停車に変更し、多摩線内の全駅に停まる列車が走り始めました。
平日の夜間と、土休日の日中に限られたものでしたが、ダイヤ改正の度に拡大が続いたことから、この時点で将来的な方向性は決まっていたのかもしれません。

2025年3月15日のダイヤ改正において、急行の停車駅に五月台、黒川、はるひ野が加えられ、多摩線内の全駅が急行停車駅となりました。
朝に1本だけの運行から始まった急行の運転は、24年と少し経ったところで、多摩線内全駅停車へと変化したことになります。

おわりに

多摩線内の全駅に停車するようになり、速達性よりも利便性を重視する方向になった急行。
これで完成したということなのでしょうが、今後何らかの変化があるのか、そんな点にも注目していきたいと思います。