準特急用として1958年に登場し、元々は2扉のセミクロスシート車だった2320形。
小田急2320形全編成ガイドでは、各編成ごとの特徴やデータをまとめています。

2321Fの概要

1959年に登場した編成で、当初はデハ2321からデハ2324までの4両編成でした。
小田急で初めて1.3m幅の両開き扉を採用し、2扉のセミクロスシート車として造られています。

登場後は、格下げされた2300形と共通で準特急を中心に活躍しますが、1963年に格下げ改造が行われ、3扉のロングシート車とされました。
元々の配置に起因し、不揃いな窓配置が特徴となっていますが、ABFM車として共通仕様の片開きドアの2両固定編成となります。

2両化の際、中間車だったデハ2322を先頭車化し、2400形と同様の前面が取り付けられました。
最初から先頭車だったデハ2321とは細部が異なり、前後で異なる顔を持つこととなります。

活躍を続ける中で、デハ2321への列車無線の取り付け、前照灯の2灯火や方向幕の設置が進められました。
装備の関係で、デハ2322が先頭に立つ機会はなくなっていき、中間に入ったままの状態となっていきます。

晩年は2323Fとの間に2215Fを挟み、6両編成を基本として運用されました。
ABFM車としては最後のほうまで残りましたが、2320形では唯一富士急行に譲渡されず、廃車後は解体されています。



写真を提供いただいた小田急指令掛川様は、数々の貴重な映像も撮影されています。
YouTubeにて公開中ですので、よろしければそちらもご覧下さい。

編成表

デハ2321-デハ2322
※左側が新宿方

製造区分

デハ2321:調査中
デハ2322:調査中

製造所

デハ2321:川崎車輛
デハ2322:川崎車輛

竣功日

デハ2321:1959年2月
デハ2322:1959年2月

廃車日

デハ2321:1984年5月9日
デハ2322:1984年5月9日

2321Fの写真

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写真提供:小田急指令掛川