リニューアルと廃車によって数が減り、現在は7本だけが残っている小田急1000形の4両編成。
近郊区間での各駅停車を8両化するため、4両編成が大量に造られた1000形ですが、現在の陣容は大きく変化しました。

残る4両編成は、箱根登山線内用とそれ以外に大別されますが、小田急線内用の3本は今後が少々心配な存在です。

3本が残る非ワンマン車の4両編成

赤い1000形となった4本以外に、4両編成は3本が小田急線内で走っています。
編成は、1057F、1067F、1069Fで、現在は箱根登山線内に入線することなく、1000形同士による8両編成か、3000形と組んだ10両編成で活躍中です。

完全に固定というわけではありませんが、基本的には1057Fが3000形と組んでおり、相方は未更新車の3276Fが努めています。
1067Fと1069Fは8両編成を組み、2000形等と同じ運用で使われてきました。

20260808_03

リニューアルからの経過年数は、1057Fが10年を超えてはいるものの、まだそこまでではないという状況であり、小田急の中では比較的新しい設備を持つ車両です。
一方で、減り続ける複数編成での併結が解消できず、今後はワンマン化の動きも控えている中、先行きが心配な編成になりつつあります。

小田急線内のワンマン化は、2030年頃に試験運用を開始とされており、あと4年ほどでその時期を迎えます。
どういったスタートになるのかは不明ですが、8両か10両のどちらかの運用で始まるとなれば、残る非ワンマン車の1000形は、確実に影響を受けることになるのでしょう。

残る3本を今後どうしていくのか

ワンマン運転が開始される頃、1057Fに限ってはリニューアルから15年ほどを迎えています。
しかし、残りの2本は10年とそこそこというところであり、さすがに廃車はもったいないといえそうです。

現時点においても、既に気になる動きは生じつつあります。
3000形の6両編成において、3次車以降で未更新なのは1本だけであり、2026年度中には5000形の8両固定編成がデビュー予定です。
つまり、残る1000形の3本については、比較的直近で現在の役目を失う可能性があり、何らかの動きがあるかもしれません。

一つの可能性として、8両編成を組む2本の中間に入る先頭車を改造し、通り抜けが可能な編成にすることを否定はできません。
しかし、今の時代にイレギュラーな編成を生み出すとは考えにくく、4両編成として活用する道を考える可能性が高いように思います。

4両編成で活用するとなった場合、箱根登山線用の予備車が考えられますが、さすがに3本もいらないのが実際のところです。
ありえるとしたら、新松田駅から小田原駅までを加えつつワンマン化し、一体的に4両編成で運行するパターンでしょうか。
小田原駅で分断したとしても、全体で7本あれば運用上は足りそうです。

もう一つの可能性は、日中を中心とした藤沢駅から片瀬江ノ島駅における区間運転でしょう。
運用上は2本あればよいため、3本でまかなうことが可能です。
ワンマン運転も可能でしょうから、ラッシュ時以外であればありえる気がしました。

おわりに

予備車的な役割を与えられつつも、中途半端な存在であることは否めない非ワンマン車の3本。
廃車はさすがに早い気がしますが、何かよい活用方法はないものでしょうかね。