10両固定編成化により本数が減少し、現在は8本だけが残る3000形の8両固定編成。
小田急の8両編成は、近郊区間における各駅停車専用車に近い位置付けで、運行区間が限られる車両です。

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比較的地味な存在である3000形の8両編成ですが、3654Fが通常とは異なる動きを見せています。

大野総合車両所で作業中の3654F

他の編成と同じく、各駅停車で活躍している3654Fですが、大野総合車両所で何らかの作業が始まりました。
作業場所は屋外となっており、目撃情報が徐々に出てきています。

現時点で分かっていることとしては、前照灯や尾灯が外され、運転台付近で何らかの作業が行われているということです。
フロントガラス部分は養生されており、中は見えなくなっています。
休車札もあるようなので、数日で運用に戻ることは考えにくい状況です。

現在は3275Fがリニューアルのために入場中ですが、3654Fが続くという声も散見されます。
しかし、通常の動きとは異なっていることや、既にLED表示器を換装するといった対応がされているため、リニューアルの可能性は低いでしょう。

ワンマン運転に向けた準備の可能性

リニューアルではない場合、3654Fでは何が行われているのでしょうか。
一つ考えられるのが、今後近郊区間で実施が予定されている、ワンマン運転に向けた準備です。

2026年度の鉄道事業設備投資計画では、ワンマン運転に向けた車両改造の記載があります。
どの車両を改造するのかについては触れられていないものの、具体的な工事が行われるのは計画どおりの動きです。

ワンマン運転の準備という面で、3000形の8両編成を対応させるという点においても、違和感はありません。
運行区間が限定され、改造が必要な編成数も多くはないため、早期に開始するには都合がよいためです。
さらに、2026年度は5000形の8両編成が新造される予定もあり、最初からワンマン運転に対応させておけば、効率がよいことにもなります。

小田急線内でのワンマン運転は、2030年頃に試験運用を開始するとされており、今後数年間で準備を進める必要があります。
残された期間を踏まえた場合、8両編成での開始は現実的であり、そういう面でも3654Fで改造が始まることに違和感はなさそうです。

おわりに

ワンマン運転の開始に向けて、車両側での動きが出てきた可能性が高くなりました。
仮に改造が間違いなかった場合、他の編成や2000形の動向も気になりますが、それについては次の機会にしようと思います。